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スペイン情報部が9日に「5月に出されたアルカイダの攻撃命令の資料」をMI5に送ったそうな
7月11日のエル・ムンド紙(電子版)は次のように伝えています。
主要部分を翻訳します。
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http://www.elmundo.es/elmundo/2005/07/11/internacional/1121051418.html
2005年7月11日 エル・ムンド
『CNIはMI5に、アルカイダが欧州を再び攻撃する命令を出したという5月29日付の資料を送る』
マドリッド:
7・7事件に関与し、また3・11事件の犯行声明を出したアブ・ハフス・アル・マスリ戦士団が、去る5月29日にインターネットを通してヨーロッパの彼らのコマンドに一つの攻撃命令を出していた。スペイン中央情報局(CNI)は、これとロンドンの襲撃との関係を納得し、英国の諜報機関に転送した。
エル・ムンド【店頭売り紙面:訳注】の本日の報道によると、イスラムテロ専任のCNI諜報員は5月29日付で発信されたアラブ語で書かれたメッセージを、 www.al-ansar.tkの配信でキャッチした。
この土曜日にスペイン情報部員はこの資料を英国MI5に向けて送った。これが木曜日のロンドン爆破事件に直接結びつくと理解したからである。
【後略】
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例によってアホくそうて笑う気もしないような記事ですが、順に見ていきましょう。
@「アブ・ハフス・アル・マスリ戦士団」というのはこれこそ名前だけの幽霊団体の代表みたいなもので、事件のたびに喜んで犯行声明だけを出す単なる「愉快犯」の可能性も高いやつです。しかもエル・ムンドは見出しに大きく「アルカイダが」と書いており、要するに「アルカイダ=イスラム・テロ」の刷り込みに必死になっている様子がうかがわれます。
Aそれが、この新聞によればwww.al-ansar.tkというサイトで「攻撃命令」を出したそうですが、このサイトは私が7月11日の午前中(現地時間)に確認したところ、アラブ文字のホームページが現れたのですが、11日夜にはもう登録が変更されたようで通じなくなっています。(例によって「証拠隠し」の可能性があります。tkですからトルコからでしょうが。)しかし誰が見るか解らないオープンなページで「攻撃命令」を出すのかな? 暗号で書かれていたのかも知れませんが、それでも奇妙な気がします。ノーテンデなテロリストもいたものだ。
BCNIとMI5やMI6との情報交換が非常に緊密であるかどうかは知りませんが、5月29日につかんだ、しかもヨーロッパ全域に関する情報を、7・7事変が起こって2日後になってやっと「その関連を理解して」連絡した、など、ちょっと信じがたいことです。自分の間抜けさを宣伝しているようなものでしょう。
Cしかも肝心要の情報なら絶対に漏らすはずはない情報局の人間がエル・ムンドにこんなことを言うでしょうか。要するに「アルカイダ系のイスラム・テロリストの犯行」を例によって何重にも民衆の脳みそに刷り込むための演出命令としか考えられません。
ま、例によって例のごとく、ですが、さてさて、今からどんなすばらしい「証拠品の数々」「証言の数々」がスコットランド・ヤードと各国新聞によって披露されることになるのか、こっちとしては手ぐすね引いて待っているところです。アングロサクソンとユダヤがやることだから、スペイン人ほど間抜けなことはしないでしょうが。(でも9・11も相当に間抜けなことをしているから分からんけどな。)