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東亜日報から
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2005060971148より引用
「米、北の核物質輸出時は先制攻撃」ソウル防御できず莫大な被害
JUNE 09, 2005 06:14
米国の時事月刊誌「アトランチック」の最新号(7、8月の合本)は、米国の著名な外交政策戦略家6人を動員し、北朝鮮の核危機状況を仮想した模擬の「War Game」を行った。6人には、それぞれ国家安保会議(NSC)傘下の主要機関長会議のメンバーの役割が与えられた。韓国のNSC常任委員会にあたる。War Gameは、太平洋司令官のパワーポイント・ブリーフィングから始まった。
合同参謀議長「軍事的にわれわれがはるかに優れている。(戦争が起きれば)残酷な殺傷が起きるはずだ。だが、われわれが勝つ。イラク戦よりもはるかに早期に」
太平洋司令官「2つの望ましい勝利は、迅速な撃退と決定的な勝利だ。問題は、途方もない規模の化学兵器と地下に隠されたミサイルだ。ソウル防御は、初めの数日間が決め手。ひとまず、化学兵器とミサイル、核施設を攻めなければならない。イラクでは戦闘機が1日800回出撃しているが、今度は1日4000回の出撃が必要とされる」。
国家情報局長「われわれはソウルを防御できない。せいぜい24時間、それとも48時間?ソウルには数十万人の米国人がいる。1000万人の韓国人はもちろんだ」
合同参謀議長「先制攻撃でも反撃でも、犠牲者を最少化できる能力があると信じている」
国家情報局長「大体、どのレベルまで最少化するということなのか。10万人か?、それとも、20万人か?」
合同参謀議長「10万人未満までは可能だと考えている」
CIA(米中央情報局)局長「1950年と現在の最も大きな違いは、北朝鮮は1個、または、10個の核兵器を持っているとのことだ」
合同参謀議長「北朝鮮が核ミサイルを発射する前に無力化させることができるだろう」
太平洋司令官「北朝鮮の核兵器が多くなるほど目標物の確保が難しくなる。今後の12〜18カ月内に北朝鮮に対する先制攻撃や政権交代を準備しなければならない」
合同参謀議長「核兵器を韓国と日本に貸すことができる。核兵器を装着した航空機とミサイルをグアムへ移動させることを公表すべきだ」
国家情報局長「あなたは、日本の核武装をそそのかそうというのか」
CIA局長「その問題は、意見が食い違う部分だから、他の主題に移るようにしよう」
太平洋司令官「レッドライン(禁止線)をどこに決めるべきか」
国務長官「それは、核物質の輸出だ」
太平洋司令官「私が言えることは『われわれは我慢しない、われわれは行動する』ということだ」
国務長官「北朝鮮政権を終わらせるため、即時、または十分な時間をかけて武力を使う考える」
合同参謀議長「『核兵器でもなんでも、米国で爆発すれば、北朝鮮の仕業であることが確実でなくても、北朝鮮が標的になるだろう』と、北朝鮮に伝えなければならない」
国務長官「確実な証拠もなしに北朝鮮を攻撃する、というアイデアは米国らしくない」
太平洋司令官「北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)政権が崩壊するならば、韓国と中国に大規模な難民が押し寄せるだろう。ここに化学兵器が散布されれば、途方もない悲劇につながるだろう」
国防長官「宝くじがあたれば、税金を心配するようになる」
CIA局長「もちろん準備ができているならば…」
太平洋司令官「2300万人にのぼる北朝鮮の人口を考えるとき、秩序維持と略奪防止などのためには、50万人の兵力が必要とされるだろう」
CIA局長「核や化学生物兵器で武装された国家の崩壊は、全世界にとって深刻な脅威となる。そうした状況を考えれば、イラクは単なるガキのいたずらにすぎない」
太平洋司令官「大統領に建議すべき内容をまとめてほしい」
CIA局長「最初は外交的努力を強化するのが肝要だ。真しな外交的接近が急がれる。高度な信頼性のある情報を持たなければならない」
国家情報局長「先制攻撃を行う前に、あらゆる外交的努力を尽くしたことを、絶対的に確信できなければならない。それなしには、国際社会から支持を得れないだろう」
国防長官「問題は、外交が失敗したという時点が、決して分からないということだ」