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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(1日)ヤロン参謀長が後任のハルツ氏と交替
★(2日)エルサレムでの同時自爆テロを阻止
★(3日)４００人のパレスチナ人囚人を釈放
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2005年6月1日（水）
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＊退任する国防軍のヤロン参謀長が、自治政府のテロ対策を非難。ガザ
撤退後にはテロが悪化するとの懸念を表明した。しかし、ゴラン高原
を返還しても防衛は可能だとする見解を示した。(H,P,I)
＊カツァブ大統領がドイツ国会で演説。ユダヤ人はまだホロコーストの
痛みに苦しんでいると語った。しかし、ドイツの反ユダヤ主義に対す
る戦いに感謝を表明し、更なる努力を要請した。(P)
＊イスラエル国営放送のアナウンサーが民間ＴＶに出演し「私たちはパ
レスチナ人を人間と思って来なかった」等とイスラエルの占領政策や
入植者を批判する発言。入植者は激しく反発している。(H,I)
＊ガザの入植者が、新住宅の準備が出来るまで、テント村を作ることを
計画中。一方、政府は入植者をアパートに分けて収容する計画だが、
家主が法外な家賃を提示しており、交渉は進んでいない。(H,P)
＊ラファなどガザの３地区のパレスチナ地方選挙の再投票が延期。不正
を理由に裁判所が再投票を命じ、ハマスが反発していた。(H,P)
＊エジプトの風刺劇作家アリ・サレム氏に、ベエルシバのベングリオン
大学が名誉博士号を与えようとしたところ、エジプト政府が同氏のイ
スラエル訪問を不許可にした。(H,P)
＊イランが固体燃料ロケットの実験に成功。中東の大部分に到達できる
シハブ３型ミサイルの性能をさらに向上させるもの。(H,P)
＊元リクード党員３００人が労働党に入党。アムエハドを率いて労働党
に参加したペレツ氏の働きによるもの。(H)
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2005年6月2日（木）
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＊シャロン首相と自治政府のアッバス議長の会談が２１日に行われるこ
とが決定。場所はまだ決まっていない。(H,P,I)
＊国防軍のハルツ新参謀長が就任演説。当面のガザ撤退作戦について「
軍の指揮系統は１つだ」と語り、命令不服従の動きを牽制した。(H,I,
7)
＊エルサレムで同時自爆テロを計画していたイスラム聖戦のグループが
摘発され、自爆ベルトも押収。何度か試みていたが警備が厳しく町へ
の侵入に失敗したという。自爆志願者２人は逃亡中。(P,H)
＊入植者４００人の代表と政府の間で行われていた集団移転交渉がほぼ
妥結か。主流派の入植者は移転交渉に反対しているが、合意に参加す
る家族は増えるものと見られている。(H)
＊国防軍と警察が８月の撤退作戦の約３週間前にネゲブで合同演習を行
うと、エズラ治安相が発表。作戦には６５００人の警官のほか、予備
部隊や一般警備など多数の人員が動員される。(H)
＊自治政府のアッバス議長（６９歳）が冠動脈狭窄のためヨルダンの病
院でカテーテルを使った血管拡張術を受けた。旅行中に症状を訴えて
緊急手術を受けたが、予定通り自治区に戻った。(H,I)
＊殺すと脅し、子供を虐待する夫から離婚できない女性が、支援者と共
にラビ法廷に座り込み。女性は離婚を求めているが、ユダヤ法では夫
が離縁状を書かないと離婚できない。(P)
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2005年6月3日（金）
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＊イスラエルが４００人のパレスチナ人囚人を釈放。うち２人は釈放を
拒否したが、３９８人は帰宅した。釈放された中に、イスラム聖戦の
メンバーは含まれていない。(H,P,I,7)
＊ワイスグラス官房長官が、違法入植拠点の撤去はガザ撤退後に行う方
針を表明。ガザ撤退に悪影響が出るのを防ぐため。(H,P)
＊カルキリヤ、ベツレヘム、ラマラの３都市の治安維持を、ガザ撤退前
に自治政府に引継ぐべきだとの見解を、モファズ国防相が表明。(H)
＊反社会的闘争を煽動したとして拘束されている右派活動家が、全国各
地で道路封鎖を行う青少年を励ます手紙を獄中から発表。「彼らの犠
牲的な献身が国を救うだろう」と、両親にも理解を求めた。(H,7)
＊ガザの農家の約半数が代替農地の配分交渉で政府と合意したことが判
明。しかし、補償が法律の基準を超えている疑いもある。(H)
＊オーストリアの極右政党の幹部だったユダヤ人がモサドのエージェン
トだったとの記事を同国の雑誌が掲載。本人はイスラエル政府関係者
と会ったことは認めたが、モサドとの関係は否定した。(H)
＊ガザのパレスチナ人１０万家族に毎月１００ドルの支援金を出す基金
の支給開始をペレス副首相が発表。この基金にはアラブ諸国やインド
など世界各国が協力している。(H)
＊エルサレムで同時自爆を狙っていたイスラム聖戦の２人の自爆志願者
を国防軍が逮捕。他のメンバーと合わせて逮捕者は８人になった。(P)
＊イスラエルの地名の英文表記を統一する法案が委員会で全会一致で可
決。イスラエルの地名は、ヘブル名と英語名が併用されている上に、
ＫとＱの用法などが人によって違い、混乱を招いている。(P)
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http://www.zion-jpn.or.jp/p0404.htm へどうぞ
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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