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EU憲法 オランダも否決
国民投票 仏に続き2カ国目
【ハーグ=大森雅弥】欧州連合(EU)の基本法となる欧州憲法の是非を問うオランダの国民投票が一日投開票され、オランダ通信によると、批准反対61・6%、賛成38・4%の圧倒的大差で憲法批准を拒否した。投票率も62・8%に達した。国会は結果を尊重し、正式に否決する見通し。否決はフランスに次いで二カ国目で、EUの基本法(基本条約)が複数の加盟国で批准できなかったのは初めて。
欧州憲法の発効にはEU全二十五カ国の批准が必要。二カ国連続の否決で、来年十一月に予定していた発効は絶望的になった。加盟国の新たな拡大や政治統合の強化などが遅れるのは確実で、欧州統合の進展にブレーキがかかりそうだ。
EU内には憲法廃案を求める声も浮上しているが、EU議長国ルクセンブルクのユンケル首相は一日夜、批准作業の継続を表明。EUは十六、十七の両日開く首脳会議で、今後の対応を話し合う。
オランダのバルケネンデ首相は同日夜、「結果には失望したが、投票結果は尊重する」と述べ、批准断念の意向を明らかにした。
オランダの国民投票の結果には法的拘束力はないが、主要政党は投票率が30%以上の場合は結果を尊重するとしていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20050602/eve_____kok_____000.shtml