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(回答先: 10ヶ月間のイラク抵抗勢力の襲撃回数を15257回とする米国防総省の機密文書をイタリア情報機関が入手(アラブの声ML) 投稿者 田中大也 日時 2005 年 6 月 01 日 18:53:06)
こんにちは
ご紹介いただいた文書は、カリパリ・ズグレーナ銃撃事件の米軍側の
調査報告書で、4月30日〜5月1日に両国政府の合意なきまま
フロリダ州タンパ米中央軍司令部(US Central Command Headquarters)
ウェブサイト上に掲載されてしまったものでした。
原文は固有名詞等が墨塗り処理されたものでしたが、イタリア人の
ブロガーがWord等にコピー&ペーストすれば墨塗りが消えることを発見し、
発砲した兵士や運転席にいたもうひとりのイタリア人(負傷)の実名等が
公になってしまいます。
イタリア政府は米政府に厳重抗議するとともに、米兵に過失がないとする
調査結果に不服の国民には「米政府とペンタゴンの間には憂慮すべき溝が
あるようだ」と説明。
ペンタゴンの回答は、「違う書類が誤って掲載されてしまった」。
同時期、米CBSテレビが「銃撃現場を収めた衛星ビデオが存在する」という
ペンタゴン情報筋の証言を伝え、ビデオから車両の速度を時速90キロと
割り出します。
ズグレーナ記者らが抗議し、イタリア政府はビデオの有無を問いますが、
ペンタゴンは「事件当夜の衛星カメラは、空港方面を撮影していなかった。
よってビデオは存在しない」と回答。
という不可思議な経緯がありました。