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タジキスタンで国際水利会議 水の有効活用などを各国に求める声
国境にある川や湖の水の利用について話し合う国際会議が、中央アジアのタジキスタ
ンで開かれ、水の有効活用や水をめぐる紛争を予防する対策に取り組むよう各国政府に
求める声明文を採択しました。
この国際会議は、タジキスタンのラフモノフ大統領の呼びかけで、国連が今年から二
千十五年までを「命のための水の十年」と定めたのをうけて、首都ドゥシャンベで開か
れました。
会議には、世界の五十か国や国連、それにNGOの代表が参加し、ラフモノフ大統領
が「環境や貧困の解決、持続的な開発のうえで水の問題が重要だ」と挨拶しました。
また、おととし京都で「世界水フォーラム」を主催した尾田榮章(オダヒデアキ)事
務局長は、「国際的に調和の取れた水の管理が求められており、こうした会議はきわめ
て重要だ」と指摘しました。
会議の結果、国連の「命のための水の十年」にあわせて、各国の政府や国際機関に対
し、国境にある川や湖の水の有効活用や、水をめぐる紛争を予防する対策に取り組むよ
う求める声明文を採択しました。
タジキスタンは、パミールの山岳地帯やアムダリア川など中央アジアの水源を抱え、
世界的に深刻化しつつある水の問題を通して、国際社会での存在感を高めようと目指し
ています。
[2005-06-01-12:21]
NHK