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□事態は日ごとに悪くなる/ダール・ジャマイルのイラク速報 ５月３０日 [イラク情勢ニュース]
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URUKNEWSイラク情勢ニュース （転送・紹介歓迎）
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2005/06/01(水)
［飛耳長目録 today'snewslist］
☆「事態は日ごとに悪くなる」 "Thingsaregettingworsebytheday."
ダール・ジャマイルのイラク速報 ５月３０日
☆米軍、イラクのスンニ派穏健政党党首を誤認逮捕
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☆★「事態は日ましに悪くなる」
"Thingsaregettingworsebytheday."
ダール・ジャマイルのイラク速報 ５月３０日
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**DahrJamail'sIraqDispatches**
**http://dahrjamailiraq.com**
２００５年５月３０日
「事態は日ましに悪くなる」
イラクでは傷害事件が相次いでおり、今日は少なくとも４０人が死んだ。
それにはディヤラ州における５人の米兵が含まれており、失敗だった米国
主導の占領が崩れ去りつつある。
バグダッドの南にあるヒッラでは、２人の自爆犯が混雑した警察署に歩
いて入ったあと自爆した。警官たちは特殊部隊を解散させるという政府の
決定に抗議して、市長公邸の周囲でデモをおこなっていた。
さらに米軍によるもう一つのＰＲの動き（つまり宗派間の緊張を高めよう
とする試み）として、イラクのスンニ派最大の政党指導者モフセン・アブド
ル・ハミドが今朝早くにバグダッド西部にある自宅から拘束された。もちろ
ん彼の頭にはすばやく袋がかぶせられ、尋問するために連行させる前に
両手が縛（しば）られた。彼の３人の息子も彼と一緒に拘束された。彼の
妻によると、その襲撃作戦中にスタンガンが使用されたと言われている。
彼の政党であるイスラム党は、治安部隊が無実のイラク人の人権を無
視すると思われるという理由から、今バグダッドを巻き込んでいる新たな
治安作戦（米軍が後押しする）に反対している。
今日遅く彼は釈放され、米軍はこの拘束事件が間違いだったと認めた。
この事件に関する軍の声明は、「連合軍は迷惑をかけたことに遺憾の
意を表し、事件の解決にむけた（アブドル・ハミドの）協力を肯定的に認め
ている」と述べた。
アラブ・メディアに登場したアブドル・ハミドは彼らの謝罪を受け入れず、
米兵が２０分も彼の頭を軍靴で踏みつけるなどの辱めを受けたと表明し
た。また彼はアメリカ軍の兵士が自宅からコンピューターを含む物品を持
ち去ったことを非難した。－－これは民家への襲撃でおこなわれている標
準的な作戦手順であり、自宅を急襲されたあとで話を聞いたイラク人に、
金銭や宝石類その他の所有物をアメリカ兵に盗まれたと訴える者がどれ
ほど多いか数え切れない。アブドル・ハミド釈放後にイスラム党も声明を
発表し、「米国政府はスンニ派を政治プロセスに引き入れたいと主張して
いるが、人権侵害と逮捕、襲撃も彼らの手口のようだ」と述べた。
新「政府」が４月下旬に権力を握って以後、少なくとも７４０人のイラク人
が殺され、日ごとに攻撃を増やすことになっている現在進行中の作戦をみ
ると、終わりは見えないように思われる。イラク治安部隊の圧倒的大多数
が主としてスンニ派レジスタンスと戦闘中のシーア派かクルドであることに
留意しておきたい。内戦を展開するために武力を使おうとしているイラク
政府を米軍が後押ししていることは見えすいている。
今日、キルクーク州の内政問題を担当しているクルド人アフメド・アル・
バラザンチ少将が、昨日撃たれたあと今朝になって死亡した。
バグダッドにいる私の情報源は、バグダッドのアミリヤ地区で、レジスタ
ンス戦士とイラク軍および米軍兵士のあいだに激しい衝突があったと言っ
た。それはある友人に言わせると、「路上で公然と展開された戦闘」であ
り、「イラク兵と米兵がこの地域から脱出すると、すぐに、レジスタンスはそ
の地域をとり返した」。
このすべては、バグダッドで再建はなにも始まらず、そのそばで劣悪化
しつづけ修羅場となった社会基盤、おそろしい交通渋滞、５０％をはるか
に上まわる失業率を背景にしている。
友人の１人は最近、「この暑い夏に停電されたら気が狂ってしまう」と書
いてきた。「何時間も停電が続くので、夜の読書さえできない。戸外の発
電機はそれほど長時間は動かすことができないし、発電機自体を冷やす
ために止めなくてはならないんだ」。
彼はさらに続ける－－「占領された２年間、いったいどこが再建されてい
る？ 何十億のイラクへの寄付はどこにいったんだ？ 公共サービスと電
気は１％も改善されてないぞ！ 彼らは何度もテロリストのせいだと説明
し、その説明を受け入れてきたが、なぜ彼らは電気などの設備を守らない
んだ？ アメリカの基地も停電するかって？ とんでもない。そんなことを
許す者はいない・・・が、貧しいイラク人が夏の灼熱で焼かれても誰もなん
とも思わない。幼い子どもと老人は電気がなく、冷たい水もないので脱水
状態になってしまう。鉄粉入りの紅茶というのを聞いたことがあるかい？
人々は紅茶を飲むとき、磁石を使って鉄粉が入ってないか確かめなくちゃ
ならないんだ」。
彼は電子メールの最後にこう書いた－－「事態は日ましに悪くなる。イラ
クは国民のための国ではなくなって、遅かれ早かれ別の国を捜してこの
国から去らなければならなくなるという思いが毎日、心をよぎる。『安心し
て眠れるのは自分の家だ』という諺（ことわざ）があるが、これはもはや、
ラクでは真実でなくなった」。
彼はこの電子メールを３日前に送ってきた。
昨日、この夏、今以上の停電に備えるようにイラク国民に警告した電力
相によると、燃料も電気も国内では激しい不足に見舞われているにもか
かわらず、イラク政府は燃料と電気のための補助金を減らすと発表した。
現在の燃料、電気、飲料水の不足が続いており、下水が機能している
のはイラク国民のわずか３７％だけである。
そのためにイラク人の友人の多くは、「これがアメリカのもたらした自由
と民主主義だ」と口にし続けている。
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☆★米軍、イラクのスンニ派穏健政党党首を誤認逮捕
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（読売新聞）-5月30日23時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050530-00000315-yom-int
・・・ 移行政府のジャアファリ首相も記者団に対し、「何かの間違いだ。
同党首は我々のパートナーだ」と述べ、直ちに調査を命じた。
当初、沈黙を守っていた米軍当局が同日午後になって、「アブドルハミド
氏の聴取の結果、誤って逮捕したことが判明、同氏は釈放された。迷惑を
かけたことを遺憾とする」の声明を出し、とりあえず“一件落着”となった。
しかし、米軍の無神経さが際だったことは否めない。
移行政府は２９日、首都全域で国軍４万人を動員、米軍１万人の支援も
受け、過去最大規模の武装勢力掃討作戦「バルク（稲妻）作戦」を開始し
たばかりで、同党首の逮捕は同作戦の展開の中で発生した可能性があ
る。
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イラクのイスラム党党首の拘束、釈放は愛国者に仕立て占領軍に奉仕する見え透いた芝居 ［アラブの声ＭＬ］
http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/883.html
投稿者 white 日時 2005 年 5 月 31 日 19:18:22: QYBiAyr6jr5Ac
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。