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以下引用
アメリカによるザルカウィの利用
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ザルカウィ負傷に関する報道を否定した音声の声明は、アメリカが今もなお、この人物を道具として利用しようとしていることを証明しています。アルアラビーヤ・チャンネルの報道によれば、イラクにおけるテロの首謀者として知られるザルカウィは、音声の声明の中で、ロマーディーの戦闘で負傷したという報道を否定し、再度、イラク人に対するテロ攻撃の継続を強調したということです。
アメリカ軍は、二週間前に、イラク西部の町ガーイェムとロマーディー州において、大規模な作戦を行い、ザルカウィの負傷を伝えていました。その後、ワシントンポスト紙も、ザルカウィの支持者の話として、彼が死亡した場合に、このグループを統率していく後継者を探している、と伝えました。ワシントンポスト紙が、どのようにしてザルカウィの支援者と接触することができたのかはさておき、この2年間に起こった、ザルカウィの数回に渡る死亡説、そして逮捕、近隣諸国への逃亡といった出来事を見てみると、一部筋では、この人物がアメリカに利用されている道具にすぎないということが疑われています。
二年前、カルバラとナジャフで、初めてのテロ攻撃があったときから、アビザイド・アメリカ中央軍司令官は、このテロの首謀者をザルカウィだとしました。しかしこのとき、ザルカウィの支持者として挙げられた人物は、ザルカウィはアメリカ軍のスレイマニアへの攻撃で死亡した、と語っているのです。ナジャフでのテロ攻撃は、正確に言えば、イラク・イスラム革命最高評議会の指導者であるハキーム師を狙ったものです。ハキーム師は、人々に広く受け入れられ、サッダーム政権崩壊後、イラク人の指導者としての地位についた人物です。
アメリカ軍がバグダッドのアブーゴライブ刑務所でイラク人収監者を虐待した事件後、再度、この不祥事を隠すためにザルカウィが使われ、人質事件が多発し、罪のない人々の首を切断し殺害しているビデオ映像が流されました。こうした中、イラク人の占領者に対する反対や撤退要請が高まり、アメリカ軍は再度、この人々の動きを抑えるために、ザルカウィの名を使って、ナジャフやファルージャなど数都市で、占領者に反対する人々を鎮圧しました。
アメリカがイラクに傀儡政権を打ち立てることに失敗し、ジャアファリ政権が樹立された後、再度イラクでは、テロ攻撃が激しくなりました。この攻撃は、イラク・シーア派とスンナ派を対立させる目的で計画されたもので、政情不安の激化により、占領軍はイラク駐留を合法化し、長期的に、同国において自分寄りの人物に権力を与えようとしているのです。
いずれにせよ、こうしたことは、このテロ攻撃の裏に、アメリカやイスラエルの諜報機関がいることを確定付けるものです。カナダ・オタワ大学の教授が述べているように、アメリカCIAは、アルカイダなどのテロ組織を作り出すことで、防衛戦争の理念を世界が支持するよう求めているのです。そして、この動きに伴って、アメリカのメディア機関などは、実際にテロの脅威が存在するように見えるよう、偽りの報道を流しているのです。
引用ここまで URL http://www.irib.ir/Worldservice/japaneseRADIO/news.tue.htm#kaisetu
コメント 私もこの意見と近いものを持っています。アメリカはザルカウィという「伝説」を利用して占領を正当化しているのではないでしょうか。