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(回答先: イラク・レジスタンス・レポート 2005/05/30 投稿者 white 日時 2005 年 5 月 31 日 18:10:48)
□イラクのイスラム党党首の拘束、釈放は愛国者に仕立て占領軍に奉仕する見え透いた芝居 [アラブの声ML]
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/message/609
イラクのイスラム党党首の拘束、釈放は愛国者に仕立て占領軍に奉仕する見え透いた芝居
イラクのイスラム党のモホセン・アブドルハミード党首が米軍によって拘束され、釈放されたが、アラビア語の自由メディアは、これを安っぽい猿芝居だと喝破している。バスラ・ネットはパリ在住のアラブ人著述家アリー・ナーフィズ・マルアビー氏の分析を掲載した。
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米軍がバグダードのグリーン・ゾーンにあるモホセン・アブドルハミードの自宅を急襲し、3人の息子と従者、訪問客と共に拘束されたと言う。当初米軍は、この情報を調査中だと述べた。その後、拘束は誤って行われたものだと発表し、間もなく釈放された。
自説を開陳する前に、アブドルハミードがアルジャジーラに語った言葉を検討する必要がある。曰く、「自宅の急襲は荒々しいもので(これは米国の伝統文化だが)、自宅の門が爆破され、外に連れ出され、地面に倒され、米兵がプラスチック袋を頭に被せる前に、靴で首を20分間踏みつけた。また、後ろ手に手錠をかけ、全員を何処かに連行した。そこでイスラム党やイラク抵抗勢力などに関して取調べが行われた。云々」
我々の長い体験によれば、この話は最初から最後まで疑わざるを得ない。真相は、新たな役割を演じさせる地ならしとして、手先どもを飾り立て愛国者としての格好付けの一環として行われたものだ。そうでなければ、何故このように短時間で拘束と釈放がされたのか? 政治活動をするためにスンナ派グループの再結成に動き出したアドナーン・ドレイミー(イラク・スンナ派公益基金代表)の出席の元に手際よく記者会見を開いたものだ。
疑問が4点ある。
1)アブドルハミードが夫人と共に自宅の門前で写っている写真を見ると門は明らかに壊れておらず、彼が主張するような爆破された痕跡は見られないのは何故か? ちゃちな芝居だ。
2)彼が主張するように、如何に、また何故イラク抵抗勢力について尋問されたのか? 抵抗勢力の勇者たちと、(イラク元総督の)ポール・ブレマーが作った暫定統治評議会のメンバーであったこの裏切り者と何の関係があるというのか? 嘘の続きではないか。
3)何とテレビの記者会見が素早かったことか。愚かな或いは鋭敏性に欠ける視聴者は、この手先の言うことを信じてしまうところだ。襲撃を受けたような痕跡も見えないどころか、こざっぱりとした身なりで落ち着き払って発言していたこの男は、あろうことか「米国の残虐さ」を攻撃したのだ。何という偽善者だ。
4)アドナーン・ドレイミーと共に出た記者会見の目的は明白だ。すなわち占領下で政治活動に参加する「スンナ派グループ」について語ることで、占領軍に奉仕することなのだ。つまりそこには忌み嫌われている宗派、分派の類別化を確立するための明瞭な米国の目的があるのだ。占領軍とその排泄物(占領支持者)に奉仕しながらどんな愛国的な政治活動が可能だと言うのか?
こんな猿芝居は占領に抵抗している我らがイラク任民には通用しない。アブドルハミードは占領軍の撤退を求めず、米兵が略奪した金品の返還を要求したのだ。この事件は(過去最大規模の武装勢力掃討作戦)の「バルク(稲妻)作戦」と同時に起きたとは何という偶然か? 細部まで陳腐なエジプトかインド映画にそっくりではないか?
http://www.albasrah.net/maqalat_mukhtara/arabic/0505/nafth_300505.htm
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これがイラク抵抗勢力の占領軍協力者への典型的な見方である。
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【短報】
*29日夜11時にイラクの韓国軍基地近くにロケット弾4発が着弾 「UP」
http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDnews=67299
*傀儡イラク軍と国家警備隊、バグダードのスンナ派10モスク以上に侵入し乱暴狼藉後、モスク内外にシスターニの写真を架ける 「im」 【なんとしても挑発したい】
写真→ http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDNews=67257
*アラウィ政権の7汚職大臣に逮捕令 「bn」
*イエメン、イランとシスターニを政権転覆容疑で告発 「各紙」
*ブッシュとブレアはサダムを挑発しイラク攻撃の口実作りのために2002年にイラク空襲を倍加した 「英サンデー・タイムズ」
*イラク首相、米軍とイラク軍が拘束したイラクに不法入国したイラン人500人を「破壊活動と無関係が確認された」との理由で釈放 シスターニの指令による措置との情報も 「im」
*9月に中東地域の民族間平和のユダヤ、イスラム報道3センター設立 世界中のユダヤ人金満家が出資 ユダヤ人学校とアラブ人学校の生徒を対象に相互の文化を学ぶ 「イスラエル軍放送」
*米国司法省、イランに関する米国の情報をイスラエルに漏らしたAIPACの幹部職員2人をスパイ容疑で告訴を決める 「ハアーレツ」
*あるスーダン大使:80年代末にイラク司令部がスーダン大統領に「アラブの食糧安保解決に肥沃なスーダンの数万ヘクタールの土地を開墾し、200万人のエジプト農民を雇用し、イラクが資金を出す」大計画を提示したが、米国の反対で挫折 「bn」
アラブの声ML 齊藤力二朗
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/