★阿修羅♪ > 戦争70 > 845.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
囚人を各国へ分散して働かせる
刑務所は金の儲かる事業である。とくに米国においては。そこでは安い労働力が手に入る。諸々の権利のない、自業自得の、即ち囚人である。マイクロソフト、スターバックス、コルゲート・パルモライブといった多くの大企業がこのシステムから利益を得ている。だが、実質的な収益のさらなる先に、この米国の産刑複合体( complexe industriel penal == 企業が刑務所を経営し、あるいは刑務所と契約して矯正活動を行なうコンビナートみたいなもの)は、抑圧と支配と搾取の巨大なシステムとして機能している。
米国には留置人が多い。米国の人口は世界人口の5%だが、囚人の数では地球上の囚人の25%を占める。その63%は人口では少数派の黒人とラテンアメリカ系である。
最初に民間刑務所が実現したのは1980年代、レーガン政権の時代である。いくつかの刑務所がヒューストンとテキサスのラレドに出来た。退職した刑務所長などノウハウを持った人と企業の資金で始まった。とりわけ、ケンタッキー・フライドチキンは Corrections Corporation of America を創設した。
カリフォルニアでは、このシステムは低コスト労働で繁盛し(1時間あたり22セント)様々な企業を儲けさせている。寝床と勤勉の報酬を与えられ、労働者は逃げることはできない。すべての権利を奪われて働かざるを得ない現代の奴隷である。
Wackenhut Corporation, CCD, Correctional Services Corporation などは、すでにこのモデルをアングロサクソン圏の外国に広げ、さらに他の工業国へも市場を伸ばすことを計画している。
http://www.reseauvoltaire.net/article17134.html
◆ “人間牧場”の試行段階か