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□死の詳細は「大ざっぱな扱い」/ダール・ジャマイル [イラク情勢ニュース]
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URUKNEWSイラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2005/05/29(日)
[飛耳長目録 today'snewslist]
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☆★死の詳細は「大ざっぱな扱い」 SketchyDetails
ダール・ジャマイルのイラク速報 5月27日
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**DahrJamail'sIraqDispatches**
**http://dahrjamailiraq.com**
2005年5月27日
大ざっぱな詳細
昨日(5月26日)、イラク国防大臣サドゥーン・アル・ドレイミは、28日か
ら4万人のイラク軍がバグダッドを封鎖し、「ゲリラと武器の捜索」を開始
すると発表した。バグダッドは東・西の2つの主要部分に分けられ、それ
ぞれがさらに小さな区域ごとに統制されるだろう。
少なくとも675ヶ所の検問所が設けられることになっており、これはや
がてイラク全土にも適用されることになる治安対策の第一段階であると
ドレイミは述べた。
11月8日にファルージャ包囲攻撃が始まって以降、イラクの大部分が
「非常事態」のもとに置かれたままであることに留意しておいてほしい。
「われわれはさらに、腕にはめるブレスレットのごとく、バグダッドの周囲
にコンクリート製のブロックを配置するつもりだ。テロリストの基盤を取り
締まることに神も合意するであろう。」
また内務大臣バヤン・ジャボルも記者会見で、「これらの作戦は政府が
防御的な姿勢から攻勢に転じることを目指すものだ」と述べた。
これはほんとうに、ほんとうに悪いニュースである。
イラク治安部隊は既にバグダッドのいたるところでひじょうに悪名をは
せている。それぞれ異なる機会に、異なる病院の3人の医者たちが、イラ
ク国家警備隊を「アメリカ軍の犬」と呼んでいると私に告げたことがある。
バグダッドにいる別の親しい友人も、やはり医者だが、最近、次ぎのよ
うに書いてきた。
「イラク軍は今では『リワア・アル・ディーブ』と呼ぶ部隊を持っている。そ
れはウルフ旅団(オオカミ旅団)という意味である。これはまさにアメリカ
式の命名であり、暴力的な印象を与える不愉快な名前である。過去にお
いては、イラク軍は受け入れやすい有名なイスラム教徒の名前やアラビ
ア語のシンボル的な言葉を採用していた。いずれにせよ、もし彼らの行動
が続くのなら、その名前など問題ではない。彼らは今、テロを後押しする
ような状況を実行しているのである。」
友人は続けて、それとは別の例を1つあげた。
「バグダッド南部に広がるサイディア地区では、ある目撃者が次のよう
に話した。最近自動車爆弾が破裂したり近所を破壊したさい、人々は
警官が近くの破壊された携帯電話ショップを略奪するのを見て驚いた、
と。今や警官は強盗の一味である。彼らの多くは戦争前にアブグレイブ
から釈放された犯罪前科者なのだ。」
1月に私がバグダッドにいたとき、私たちの自動車が彼らに近づきすぎ
たというだけの理由で、イラク警察から撃たれたことが2度あった。
そのようなわけで、アブ・タラットは家族を心配してバグダッドに戻った。
下の2人の息子が、米軍から「軍隊年齢」に達していると見られて拘束さ
れるのではないかと彼は気がかりなのだ。
ハディッサでは今でさえ、米軍が「ニュー・マーケット作戦」とよぶ作戦行
動を展開しており、どこからその名前をとったのかは知らないが、それは
約1000人の部隊が民家を襲撃したカイム市への最近の攻撃に似ても
いる。今日話をしたイラク人医師によると、彼はハディッサに同僚がいる
のだが、米軍は狙撃兵陣地を設け、「アメリカ兵が多くの人々を拘束し、
16歳から25歳までの年齢の男は誰であれ即座に間違いなく拘束されて
いた」という。
それでアブ・タラットは言うまでもなく火中に戻っていったのだ。戻って家
族の面倒をみるという彼の決定を私は支持しているが、深い懸念と悲し
みを感じないわけにはいかない。
今日、別れの握手をしながら、彼は「友よ、他に何ができるだろう」と私
に言った。
そうして私たちはもう一度さよならを言ったのだが、このような状況では
それはなかなか口にできない言葉だ。はたして彼と再会できるのか?
彼の家族は無事だろうか? もしかして・・・?
占領下のイラクにおける生活。それは、いつでも、何かが起こりうる。
アブ・タラットであれ他の友人たちであれ、昨日米兵に射殺された3人の
民間人のようになるかもしれないのだ。彼らはそのとき、バグダッドのドー
ラ地区でマイクロバスに乗っていた。
米軍広報担当のジャミー・デービス中尉はその虐殺について、「詳細
は大ざっぱなもので、事件に巻きこまれたのが誰かも判らない」と説明し
たのである。
AFPの報道によると、生き残ったバス運転手は、米軍に道を譲ったあと
に米兵が発砲してきたと語った。
今では、675ヶ所以上の検問所に「アメリカ軍の犬」たちが配置された
はずだから、私たちはこれから先、無数の民間人の死者がでることに慣
れておかねばならない。そこでは「詳細は大ざっぱ」に語られる。
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