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05/26 17:35 麻薬ビジネス野放しに 中央アジア不安定化へ
【タシケント24日共同】ウズベキスタン東部の反政府暴動とキ
ルギスの三月の政変を受け、両国にまたがるフェルガナ盆地では、
政情の流動化に加え、イスラム過激派の台頭や難民発生が影響し麻
薬ビジネスが野放し状態で、中央アジアの一段の不安定化につなが
る恐れが出てきた。
キルギス南部はアフガニスタンから欧州への麻薬密輸の一大中継
地。地元関係者や情報筋によると、キルギス政変後の混乱に乗じた
麻薬取引の増大で、南部出身のバキエフ大統領代行兼首相とクロフ
元副大統領傘下のマフィア間で抗争が始まった。四月十日にクロフ
氏側の麻薬密輸組織の首領が暗殺されると、同月二十八日には報復
とみられるバキエフ氏側有力者の暗殺未遂事件が起きた。
七月のキルギス大統領選にはクロフ氏が出馬を辞退しバキエフ氏
支持に回ったが、マフィア間では報復の応酬に決着はついておらず
、抗争が一層激化し政界に波及する可能性もある。
ウズベク暴動後にキルギス南部へ難民数千人が流出したことも地
域の不安定化に拍車をかけている。情報筋は、イスラム過激派アク
ラミヤが暴動後、キルギス南部を拠点にウズベクのカリモフ政権打
倒の準備を活発化させると分析。難民が過激派と結び付く可能性は
高く「安易な資金調達の手段として麻薬ビジネスはさらに活発にな
るだろう」と同筋は指摘している。
20050526 1735
[2005-05-26-17:35]