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□エンロン社のウズベキスタン営業担当者:ジョージ・W・ブッシュ [暗いニュースリンク]
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/05/w_b8de.html
05/25/2005
エンロン社のウズベキスタン営業担当者:ジョージ・W・ブッシュ
英テレグラフ紙は2005/05/16付社説で、ウズベキスタンのカリモフ大統領を「タシケントの暴君」と評した。クリスチャン・サイエンスモニターのトム・リーガン記者は「新たなサダム・フセイン」と呼んでいる。
しかしアメリカ合衆国にとっては、カリモフ大統領は「テロとの戦いにおいて重要なパートナー」ということだ。 加えて、ブッシュ大統領個人にとっては、カリモフ大統領は大切なビジネスパートナーの1人であるという。
1997年4月3日、当時猛烈な勢いでビジネスを拡大していた巨大エネルギー企業、エンロン社のケン・レイCEOは、元大統領の息子で野心に燃えるテキサス州知事の友人、ジョージ・W・ブッシュに以下のような手紙を出した。
http://www.thesmokinggun.com/archive/bushlay12.html
親愛なるブッシュ知事ジョージへ:
君は4月8日にウズベキスタンのサディック・サファーエフ大使に会う予定だね。サファーエフ大使といえば、外務大臣として、カリモフ大統領の上級補佐官として、同国の外交政策に最も大きな影響を与える人物だ。
エンロン社は現在タシケントに支社を構えて、ウズベキスタンのネフタガス社、ロシアのガズプロム社と共にウズベキスタンの天然ガス採掘とヨーロッパ、カザフスタン、トルコ等の市場への輸出を巡る20億ドルの共同開発プロジェクトの交渉を進めている最中だ。このプロジェクトはテキサス州とウズベキスタンの双方にとって、大きなビジネスチャンスなんだ。アメリカ合衆国とウズベキスタン両国の政治的利益にかかわる重要なものだよ。
サエフ大使は在ワシントン大使の中でも特に影響力のある人物の1人であり、ウズベキスタン大統領からも一目置かれており、我が国に対しても協力的な人物。以上の事情により、君と大使の会見について私は大変嬉しく思う。
君とサエフ大使が生産的な話し合いをして、テキサスとウズベキスタンの友好関係が築かれるよう、期待しているよ。
敬具 ケン
1997年、中央アジアの天然資源開発ビジネスを狙う巨大エネルギー企業エンロン社のCEOケン・レイが、当時のテキサス州知事ジョージ・W・ブッシュに宛てた口利き依頼の手紙。(情報公開法により、エンロンからブッシュに宛てた手紙は多数公開されている)エンロン社CEOのケン・レイはイラク侵攻計画の際にも重要な役割を果たしている。
この問題---ブッシュがエンロン社CEOに頼まれてウズベキスタン大使に口利きをしていたという事実---を報じている米ビレッジボイス誌2005/05/20付け記事によれば、ジョージ・ブッシュ知事の働きによってエンロン社はウズベキスタン開発プロジェクトを受注したが、エンロン社破綻により、同プロジェクトはエクソン社が引き継ぐことになったということだ。(これはスムーズなサービス移管といえる。エンロン、エクソンの両社とも強力なブッシュ支援企業である)
ブッシュ家とその仲間にとって、カスピ海周辺は思い出の場所がたくさんあるらしい。ビレッジボイス誌記事の末尾を以下に引用しておこう。(強調は訳者による)
http://villagevoice.com/blogs/bushbeat/archive/000949.php
カリモフ大統領と事業取引をしたのはエンロンが初めてではない。1993年、ドレッサー・インダストリー社---ブッシュ大統領の祖父プレスコット・ブッシュが22年間役員を務め、第二次大戦後に復員した父ブッシュの最初の勤務先になった企業が、ウズベキスタン国有企業ネフタガス社から、2億ドルに及ぶ天然ガス採掘プラント建設事業を受注した。(中略)それから数年後の1998年、ハリバートン社CEOはドレッサー・インダストリー社買収を決定した。そのCEOは、ディック・チェイニー(現米国副大統領)だった。