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□「心とドル」 米国の総力を挙げた対イスラム大攻勢 【中篇】 [アラブの声ML]
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「心とドル」 米国の総力を挙げた対イスラム大攻勢 【中篇】
【諜報工作員達は偽の聖戦ウエブ・サイトを立ち上げて、アラブ・ニュース・メディアを狙ったが、彼らはあまりにも慎重だ。】
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思想戦争は国務省の場合も良い目にはあわなかった。文化交流を推進すべく、コリン・パウエル国務長官は、世界トップ10広告代理店のうち二社の会長を勤めた唯一の人物、シャーロッテ・ビアーズを招き入れた。けれども彼女の仕事場は、彼女が後に語ったように「不器用な駱駝」で、他国政府とつき合う上では、手慣れて聡明でさえあったが、自らの主張を大衆に伝えるという点では、内気で足が遅かった。更にまずいことに、残ったUSIAスタッフは、士気のない連中で、仕事などほとんど気にしない官僚主義が蔓延していることに彼女は気が付いた。資金もさほどなかった。文化交流の年間総予算は国防総省が一日で使う金額と同じだった。思想戦争での勝利というホワイト・ハウスの発言にもかかわらず、世界最高の広告会社の人間にとってさえ、この売り込み作戦は困難なものだった。「感情、宗教そして信頼といった、目には見えない価値を扱うよう要請していたのです」と彼女はU.S. Newsに語った。「容易なことではありませんでした。」ビ
アーズはそれでも手元にあったわずかな予算を海外諸国の扉を開くパイロット・プロジェクトに注ぎ込んだ。イスラム教アメリカ人に焦点をあてたTVクリップだ。記事では批判されたが、このスポット番組、実際には海外のイスラム教徒には受けがよかったことが研究で明らかになっている。しかし18カ月後ビアーズはもうたくさんだと感じた。彼女は2003年3月、アメリカ軍がイラクに向かっている頃辞任した。
ワシントンがサダム政権を転覆させたことは、何百万人ものイスラム教徒にとって、最悪の敵によって描かれている帝国主義者の戯画を確認させるものでしかなかった。アメリカは石油の豊富なアラブ国家に侵略し占領し、世界を、親指を鼻につけて他の指を広げるジェスチャーで馬鹿にして、パレスチナ人の犠牲の上にイスラエルを支持し、デモクラシーを唱いながら、エジプトからパキスタンにいたるまで独裁者に依存している、と。「アメ