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(回答先: フェルガナ盆地周辺の飛び地国境線(過去記事など) ウズベキスタン・キルギス・タジキスタン 投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 5 月 18 日 17:11:12)
05/18 17:58 市民消えた「死の街」 証言恐れるウズベク政権 アンディジャン
【アンディジャン(ウズベキスタン東部)18日共同=清水健太
郎】大規模な反政府暴動で多数の死傷者が出たウズベキスタン東部
アンディジャンに十八日、現地視察の外交団とともに入った。日本
人記者として初の現地取材だが、市民の証言を恐れているとみられ
るカリモフ政権は視察団と市民の接触を禁止。暴動のつめ跡が随所
に残る人口三十万人の都市に人影はなく、ゴーストタウン(死の街
)のようだった。
視察団は日本の楠本祐一駐ウズベク大使を含む約九十人。反政府
派が立てこもったアンディジャン州行政府は、治安部隊との激しい
戦闘で、最上階の七階と六階が黒こげになっている。同行のアルマ
トフ内相は行政府の一角を指し「武装勢力の放火の跡だ」と説明し
た。
アンディジャンでは、十三日の治安部隊による群衆への発砲など
で、五百人以上が死亡したとの目撃証言が伝えられているが、カリ
モフ政権は死者数について治安部隊員三十二人や過激派など計百六
十九人と主張している。
内相は「市民の平和的なデモはなかった」「市民は過激派を支持
していなかった」などと主張し、市民への無差別発砲はなかったと
の政権の公式見解を繰り返すばかり。視察団に不満が募る。
視察団の行く先々は、自動小銃を構えた兵士が包囲、市民の姿は
全く見えない。奇妙な静寂が街を包み、外交官も記者も、市民の生
の証言を聞くことは最後までできなかった。
アンディジャンからは、既に一万人近い避難民が去った。残った
住民も、政権の力で沈黙の世界に押し込められていることは間違い
ない。
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[2005-05-18-17:58]