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(回答先: Re: 防衛相 何度も退避勧告を出している(コリエレ紙) 投稿者 kamenoko 日時 2005 年 5 月 17 日 23:56:13)
コリエレ紙「病院、学校 我々がそこにいるのは復興のためです」http://www.corriere.it/Primo_Piano/Esteri/2005/05_Maggio/17/cooperazione.shtml
全文訳出
・・・・
イタリアのアフガニスタン支援
イタリア政府は01年から現在にかけて、様々なアフガニスタンとの共同復興
プロジェクトに1億7100万ユーロを捻出している。食糧支援(01年800万、02年600万)、
ワクチン(01年ユニセフを通じ650万)、破壊された道路の修復(03年1200万
カブール〜バーミヤンを結ぶ幹線道路140km)、国会議員選挙(500万)。
そして現在までに2200万ユーロを、復興における最も重要なプロジェクトのひとつ、
司法システム作りに捻出しており、刑法法案起草、民法の見直し、これまで存在
しなかった未成年を対象とする法律づくりが予定されている。裁判官、検察官、
刑務所官吏の育成コースも含まれる。
しかし05年から
05年から共同プロジェクトの重点は、緑灰色(*迷彩色)へとシフトしている。
数週間前、東部へラートに”プロベンシャル・リコンストラクション・チーム”が
発足した。およそ350名のイタリア兵による復興チームは、民間人の警護にあたる。
アヘンをイランへ運ぶキャラバン隊の通過点であるへラート。山岳地帯は、積荷を
守るもしくは略奪する武装犯罪組織や元タリバンの巣窟となっている。
そのため公衆衛生、教育、飲料水の供給など、ここでの全ての復興活動は兵士の
警護下で行われる。水が豊富なへラートだが、これまで貯水の手段はなかった。
イタリア兵、政府、NGO職員は
半年後に稼動予定の貯水タンク5箇所の建設に着手し、6つの学校新設を予定している。
山間の僻地の子供たちの多くは文字が読めない。そしてまさに昨日、朽ち果てた
地元の病院に、医薬衛生品を満載したコンテナ2つがイタリアから到着した。
間もなく救急車、レントゲン機材とベッドも届く予定だ。へラートにはこれまで、
イタリア・スペイン・スロベニア軍の駐屯地建設、長らく閉鎖していた空港建設の
ための資材が計1650トン到着している。
ヘラート空港はいま
管制塔、コントロールシステム、防火システム、満タンの燃料貯蔵庫を備えた
本物の空港に生まれ変わった。ここ数週間で、アフガニスタン国旗をつけたアリアナ
民間航空機284機が発着している。しかしながら、より複雑な農業プロジェクトは
タスク・フォース”Lince”の到着をまって半年後に開始される予定だ。
ケシ栽培のかわりに’無毒の’作物を作るよう説得するのは、リスクの高い根幹
仕事となるだろう。他の地域で起きているように、ケシ栽培の農民たちは説得に
武器で応える可能性が高いからだ。