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アルジャジーラ記者アロニィ氏、ビン・ラディンとの会見について証言(エル・ムンド他)
スペインで進んでいる「スペイン・アルカイダ組織裁判」の中で、本日はアルジャジーラ記者のタイシル・アロニィ氏に対する尋問が行われました。
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http://www.elmundo.es/elmundo/2005/05/16/espana/1116253947.html
(エル・ムンド 2005年5月16日)
アロニィは、単にビン・ラディンのテープを伝えただけと言い、『ダーダー』との「頻繁な」付き合いを否定
Alony dice ser un mero transmisor de las cintas de Bin Laden y niega una relación 'intensa' con 'Dahdah'
http://iblnews.com/txt/noticia.php?id=128365
(IBLNEWS 2005年5月16日)
ビン・ラディンを取材した記者はアルカイダの一員であることを否定
El periodista que entrevistó a Bin Laden niega ser miembro de Al Qaeda
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エル・ムンドの記事から、まとめの部分を訳してみます。
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タイシル・アロニィは、「アブ・ダーダー」が「ムジャヒディン」を募集していたことを知らなかったと主張し、彼との「頻繁な」付き合いを保っていたことを否定した。アルカイダのスペイン細胞に対する裁判で、このアルジャジーラの記者は、検察は彼に9年を求刑しているが、9・11事件のすぐ後にどのようにしてビン・ラディンとの単独インタビューを果たしたのかを説明した。
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次に、IBLNEWSから、ビン・ラディンとのインタビューに関する証言の部分を訳してみます。
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ビン・ラディンとの出会いについて、アロニィは次のように語った。2001年10月7日、米国の攻撃が開始された日に、彼はアルジャジーラ特派員としてアフガニスタンのカブールにいたが、このテロリスト指導者の特使の訪問を受けた。彼はアフガニスタン人で、このアル・カイダの指導者がアラブ語のマスコミと英語の放送局のインタビューを受けることに関心を持っていることを告げた。
「私は嘘だと思った。なぜなら彼はもう2年間もそのようなインタビューを行っていなかったからだ。」アロニィは語る。そしてその特使は、ビン・ラディンは、質問を紙に書いて渡してくれる場合にのみインタビューを受けるだろう、と言った。それに対しては彼は拒否した。「なぜならそれはアル・ジャジーラのとる方法ではなかったからだ。」
しかしアロニィは数日後に、アルジャジーラと米国CNNテレビによって考案された質問状を彼らに渡した。
2001年10月21日のことだった。多くのアラブ人たちが彼の事務所の外に集まった。彼らはアロニィに、もし「ある極めて重要なニュース」がほしいのなら彼らといっしょに来るように言った。そしてそのグループの車に乗り、カブール市内を何回も回って市外に出る前に包帯で目隠しをさせられ頭巾をかぶせられた。
3時間の移動のあとで止まり車から出た。「彼らは私を座らせて包帯を取り、ビン・ラディンに引き合わせた。」「彼は私に、ようこそ、と言い、面倒をかけたことを謝った。」
記者によると、このアルカイダの指導者はCNNとアルジャジーラの質問に答えることを拒否した。彼は「アルジャジーラのインタビューは誰の好みにも合わせない」と説明していたのである。
しかし、彼は彼の思想に関する質問に答えることを認めた。これは興味深い情報ではないと判断したためこのカタールの放送局からは放映されなかったが、そのインタビューの間ビン・ラディンは「アルカイダの戦いはすでに米国国内にその場を移している」と言った。CNNはこのインタビューを2002年1月31日に放映した。
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なお、エル・ムンドによると、アルジャジーラはCNNから金を全く受け取っていない、ということです。
新聞の記事には、アロニィ氏が、アルカイダのメンバーとされているモハメド・バハイアー(Mohamed Bahaiah)の妻(スペイン在住)から、トルコに家を買う資金だ、ということで頼まれて、4000ドルの金を運んでカブールでバハイアーに渡したことは、事実として認めましたが、自らのアルカイダとの関連は否定しています。