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(回答先: 米軍コーラン冒涜記事「誤報かも」と米誌が謝罪 (朝日新聞) 投稿者 外野 日時 2005 年 5 月 16 日 19:36:39)
CNN
http://cnn.co.jp/usa/CNN200505160001.html
「米兵がコーラン冒とく」記事、ニューズウィーク誌が訂正
2005.05.16
Web posted at: 10:56 JST
- CNN
ワシントン(CNN) グアンタナモ米軍基地で軍尋問官がイスラム教の聖典コーランをトイレに捨てて冒涜(ぼうとく)したと伝えた米ニューズウィーク誌の報道をきっかけに、イスラム圏各地で抗議デモが相次ぐ中、同誌編集者は15日、記事に「誤りがあったことを残念に思う」と書き、デモで犠牲になった人々に遺憾の意を示した。同誌報道を受けて先週1週間に少なくとも15人がデモなどで死亡したとされている。
15日に発売された5月23日号で、ニューズウィーク誌のマーク・ウィテカー編集者は、「政府高官は、(コーラン冒とくの)指摘について調査し続けると約束してくれたし、我々も取材を続ける。しかし、記事内容に少しでも誤りがあったことを残念に思い、暴動の犠牲になった人々や巻き込まれた米兵たちに、遺憾の意を伝えたい」と書いている。
同誌5月9日号は、グアンタナモ基地の尋問官がコーランをトイレに乗せたり、トイレに流したりして冒涜したと報道。これで反米デモに火がつき、アフガニスタンからパレスチナ、パキスタン、インドネシアなどに拡大し、少なくとも15人が死亡したとされる。
米国防総省のディリータ報道官はCNNに対して、「人々が死んでいる。米国旗が燃やされ、米兵は危険にさらされている」と話していた。
マイヤーズ統合参謀本部議長は12日の記者会見で、国防総省として事実関係の確認を急いでいると述べた上で、「詳細は未確認だが、基地の日誌に1度だけ、米兵でなく収容者のひとりが抗議目的で、コーランのページをやぶりとってトイレに流し、トイレをつまらせようとしていたと、警備兵が報告した記録がある。しかし米軍関係者がやったという事実は確認できていない」と話していた。
ニューズウィークは最新号で、「どうしてニューズウィークは事実関係を誤ったのか?」と問題の記事内容を検証。記事を取材・執筆したマイケル・イシコフ記者は、グアンタナモ基地内で尋問官らによる様々な問題行動があったと指摘する電子メールを米連邦捜査局(FBI)が昨年末に公表して以来、この件について取材をしており、「(グアンタナモ基地を所管する)南方軍司令部が事実関係を調べていることを把握していた」と、同誌は説明。「イシコフ記者はこの問題に詳しく、情報源として長年の信頼関係を築いている米政府高官に取材した。するとこの政府高官は、軍の報告書にはFBIのメールにはない新事実が含まれていると明らかにし、コーランをトイレに流した話もあると言及したという」。
ウィテカー編集者によると、記事掲載に先立ち、ニューズウィークはペンタゴン関係者2人に内容についてコメントを求めた。1人はコメントを断り、もう1人はコーランについてではない別の部分について反論してきたという。
同誌によると、国防総省のディリータ報道官が13日に同誌への電話で、コーラン冒涜の事実を確認できないと連絡してきた。このためイシコフ記者が翌日、情報源に確認取材したところ、この情報源は、コーランがトイレで冒涜されたとする調査報告を読んだ記憶はあるが、それが南方軍司令部の「報告書だったか記憶が定かでない」と発言を修正したという。
同誌によると、編集部がディリータ報道官に、情報源が前言を翻したことを認めると、報道官は「激怒」し、「そいつが適当なことをしゃべったせいで、何人もの人が死んだんだ。これでもそいつを信頼できる情報源だというのか」と憤ったという。
ニューズウィーク誌が伝えたこの発言について、ディリータ報道官はCNNに、発言内容を確認した。
報道官はさらに、米兵がコーランを故意に冒涜した事例の報告はないと述べる一方、身体検査中に誤ってコーランが床に落ちたことがあったため、以後はイスラム教徒の兵士や尋問官やイスラム僧しか収容者のコーランには触れないという決まりを徹底しているという。
一方でニューズウィーク誌は、イシコフ記者が取材で、ほかにも米兵がコーランを床に落としてわざと踏んだり、トイレに投げ込んだりしたという指摘が、収容者の弁護人たちから出ていると書いている。これに対して米軍関係者は、米軍をおとしめようとする典型的なテロリストの手法だと反論している。