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ロシア:
大統領の元側近らがイラクから利益供与 米紙報道
【ワシントン和田浩明】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は15日、ロシアのプーチン大統領の元側近らが、国連制裁下だったイラクを対象にした人道支援事業「石油と食料交換プログラム」を通じて数百万ドルの利益を得ていたとの報告書を、米上院調査小委員会(ノーム・コールマン委員長)がまとめたと報じた。フセイン元イラク大統領が便宜を図ったもので、国連安保理常任理事国として対イラク制裁決議に拒否権を行使できるロシアを取り込むためだったという。
ワシントンのロシア大使館は「報告書を精査中でコメントできない」と回答している。
同紙によると、利益を得たとされているのは、ロシアの大統領府長官だったウォロシン氏やジリノフスキー自由党党首ら。フセイン政権側からイラク産原油の販売権を安値で提供され転売する方法で、97〜03年の間に合計1200万ドル近い利益を得たうえ、一部をフセイン政権側に還流させていたという。
00年には、イラクの密輸を制限する安保理決議案がロシアの反対で上程されなかったため、フセイン元大統領が「お礼」としてロシア側に販売権を追加供与したケースも指摘されている。
毎日新聞 2005年5月16日 19時10分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20050517k0000m030032000c.html