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イラク米軍の掃討作戦終了「125人の武装勢力を殺害」
2005年05月15日22時22分
イラク駐留米軍は14日、イラク北西部のアンバル州で約1週間にわたって続けていた大規模掃討作戦を終了し、「125人の武装勢力メンバーを殺害、39人を拘束した」と発表した。米軍側は9人死亡、40人が負傷したという。
「マタドール(闘牛士)作戦」と呼ばれ、海兵隊や陸軍など1000人が参加。シリア国境に近いカイムとその周辺で、武装勢力の拠点を攻撃したという。武装勢力側も激しく抵抗した。
イスラム圏の赤十字社にあたるイラク赤新月社によると、カイムでは戦闘を避けるため数千人の市民が周辺に逃れたという。
アンバル州を担当する米海兵隊司令官は「作戦は予定通り終了し、すべての目的を達成した。多国籍軍やイラクの治安部隊が近い将来、この地域に再展開することになろう」と発表した。
アンバル州は北西のシリア国境など広い砂漠と国境地帯を抱え、反米武装勢力の拠点となっている。斎藤昭彦さんらの一行の襲撃事件が近郊で起きたヒートも、同州の一角にある。
同州の住民はほとんどが旧政権を支えたスンニ派で、特に旧政権で治安情報関係を担ったドレイミ族の本拠地として知られる。反米意識も強く、イラク警察や治安部隊による統制も弱いとされる。ファルージャなどで米軍が掃討作戦を繰り返してきた。
ロイター通信によると、10日に拉致されたアンバル州のナワフ知事は15日、解放された。犯人側は掃討作戦の停止を求めていた。
イラクでは先月28日にジャファリ新政権が発足して以来、モスル、ティクリート、バグダッドなどで武装勢力による自爆テロなどが続き、400人以上が死亡している。
http://www.asahi.com/international/update/0515/013.html