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全米で食料の4〜5割がゴミに、損失1千億ドル
2005年05月15日17時33分
アメリカで出回る食料のうち収穫から流通、食卓を通じて40〜50%が無駄に捨てられ、経済損失は約1000億ドル(10兆7000億円)に及ぶ。アリゾナ大学応用人類学研究所のティモシー・ジョーンズ博士がこんな推計結果を公表した。
農務省プロジェクトとして、農場での収穫から家庭やレストランでの消費までの各段階での実測を基本に、失われる食料の量を算出した。
たとえば、4人家族の一般家庭では1日あたり約580グラムの食料が捨てられていた。賞味期限切れのパック、肉、缶詰、乳製品などのゴミの中身を調べると、野菜が27%、穀類が20%、フルーツが16%、肉が11%を占めた。ゴミになる食料は1年に212キロ、約590ドル。全米の家庭に換算すると、約430億5000万ドル(4兆6000億円)となった。
流通段階ではコンビニエンスストアで食料の26.33%、ファストフード店では9.55%、一般レストランで3.11%、スーパーで0.76%が捨てられていた。農場ではオレンジの29%が傷みなどから出荷までに捨てられるという。ブロッコリーの19%、ニンジンの3%がゴミになっていた。
ジョーンズ博士は「流通から消費までの各段階で食べ物がゴミになるのを防ぐ計画を立て、食べ物の大切さを教育する必要がある」と話している。
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農水省が1月に発表した04年食品ロス統計調査によると、国内の食堂とレストランで食事の3.3%が食べ残しになっている。家庭を含めた国内全体では約11兆円分の食べ残しがあるとの政府試算もある。
引用ここまで URL http://www.ameba.jp/cl/newsRedirect?id=10487