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「傭兵」は『スパイ大作戦』「当局はいっさい関知しないで良いのか
http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/347.html
投稿者 木村愛二 日時 2005 年 5 月 15 日 19:44:13: CjMHiEP28ibKM
 

「傭兵」は『スパイ大作戦』「当局はいっさい関知しないからそのつもりで」なのか?

「人身売買にも似た傭兵制度を利用する米英の非道」を批判しつつ、見捨てられた傭兵を「出身国である日本」が同情し救出に奔走するのは正しいと主張する「ニューヨーク在住の作家・冷泉彰彦さん」。

http://www.tokyo-np.co.jp/hissen/index.shtml
東京新聞【筆洗】
 (2005/5/15)
「おはようフェルプス君」の指令テープで始まる米テレビドラマ…

 「おはようフェルプス君」の指令テープで始まる米テレビドラマ『スパイ大作戦』がフジテレビ系列で放映されたのは、一九六七年四月から。

 ▼一時はドラマ部門の視聴率トップをとる人気で何度も再放送された。卓抜なトリックと緻密(ちみつ)なストーリーで見せる勧善懲悪の明快さや、そこそこ荒事もあるのに、人があまり死なない健全さが売りだった。
 
 ▼ただ、冒頭のテープで「例によって君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても当局はいっさい関知しないからそのつもりで」の身勝手さにはひっかかった。今から思えば、使い捨てを旨とする「傭兵(ようへい)」の本質を突いている。

 ▼イラクで拘束された斎藤昭彦さん(44)について、雇い主の英国系警備会社や所管する英国政府、契約先らしい米軍やイラク政府が口をぬぐう冷淡さに、ドラマの“当局”を思い出した
 ▼ニューヨーク在住の作家・冷泉彰彦さんはメールマガジンで、存在自体が国際法上違法であり、人身売買にも似た傭兵制度を利用する米英の非道を批判しつつ、見捨てられた傭兵を「出身国である日本」が同情し救出に奔走するのは正しいと主張する。

 ▼傭兵であろうと、ジャーナリスト、市民運動家、旅行者であろうと日本は自国民を救出する。それが平和国家の国是なのだということ。その上で、国是に反して国外で傭兵となり、凶器準備集合をし、殺人未遂をし、場合によっては殺人に加担したかもしれない人物の犯罪行為は捜査し、闇の世界を暴くべきだという。
 
 同感である。外国人部隊など英雄視してはならない。

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