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(回答先: 市内平静と、大統領は首都へ戻る、ウズベク反政府暴動 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 5 月 14 日 16:23:08)
05/14 18:51 貧困、不満が原理主義へ 「火薬庫」フェルガナ盆地
【モスクワ14日共同】大規模な反政府暴動が十三日に起きたウ
ズベキスタン東部のアンディジャンが位置するフェルガナ盆地は、
貧困と中央政府への不満がイスラム原理主義に基づく反政府運動の
温床となってきた。今回の暴動がこの「中央アジアの火薬庫」に火
を付ける恐れも指摘されている。
ウズベクのほかタジキスタン、キルギスの三カ国にまたがるフェ
ルガナ盆地は、国境と民族が入り組んだ不安定な地域として知られ
る。豊かな土壌と水脈のおかげで古くから栄え、中央アジア全体の
5%にすぎない同盆地に同地域の人口の20%が密集する。
しかし、周囲と高い山脈でさえぎられているためソ連時代の工業
化から取り残され、今も牧畜などの農業が中心。失業率は80%と
もいわれ、平均月収三十ドル(約三千二百円)のウズベクでも特に
貧しい。
宗教を否定したソ連の崩壊後は将来に希望が持てない若年層の間
にイスラム原理主義が急速に拡大。カリモフ政権の容赦ない弾圧が
かえって過激化を招いた。
さらに警備が不十分な国境を越えて麻薬密売がはびこり、ウズベ
キスタン・イスラム運動(IMU)などのテロ組織の資金源になっ
ている。
同盆地内に位置するキルギス第二の都市オシやジャラルアバドで
は三月、議会選での不正に抗議する市民が州政府庁舎を占拠、アカ
エフ政権崩壊の発端となった。
独立国家共同体研究所(モスクワ)のグロジン研究員は「キルギ
スに住むウズベク人がデモに加わる姿が、ウズベク国民の反政府の
機運を助長した。フェルガナでは国境などないに等しいからだ」と
指摘している。
20050514 1851
[2005-05-14-18:51]