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05/14 10:50 調査機関の元幹部釈放 イラン
【テヘラン13日共同】七割を超えるテヘラン市民が米国との対
話を支持している、との世論調査の結果を発表し、「敵国(米国)
に情報を売った」として二〇〇三年に禁固四年六月の判決を受けた
調査機関の元幹部アッバス・アブディ氏が釈放されていたことが十
三日分かった。ロイター通信が報じた。
イランの最高裁は先週、米国は公式に敵国と定義されていないと
し同氏を二年六カ月ぶりに釈放していた。六月の大統領選を前に、
当局が反体制派に寛容な政策を示し投票率を上げるのを狙ったとの
見方も出ている。
同氏の弁護士は「聖職者を含む上級裁判所の裁判官五人が米国は
敵国でないと示唆した。前例のない判決だ」と話した。
この世論調査をめぐっては、米国との対話に反対する国家指導部
内の保守派が「でっち上げ」と反発、調査機関が閉鎖された。同氏
は秘密情報の所持の罪でも公判中。
20050514 1050
[2005-05-14-10:50]