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05/11 18:33 ハッカー攻撃か戦術変更か 2日間〓沈黙〓の武装勢力
【カイロ11日共同】イラクで斎藤昭彦(さいとう・あきひこ)
さん(44)を拉致したと主張する武装勢力は、犯行声明から二日
経過した十一日現在も「近く公表する」と予告した斎藤さんの映像
を公表していない。専門家からは、同勢力サイトに反発するハッカ
ーからのサイバー攻撃、または戦術変更が理由ではないかとの見方
も出ている。
イスラム系武装勢力「アンサール・スンナ軍」は九日の声明で、
斎藤さんと同行した十六人を直ちに殺害したと主張。斎藤さんは「
重傷に苦しんでいる」と説明した。ただ、旅券や身分証明書など複
数の写真をサイトに載せながら、拘束した斎藤さん本人の映像や写
真を同時に公表しなかったことには疑問も残る。
スンナ軍はこれまでも外国人を拉致したり、自爆攻撃を実施した
りした際、すぐに動画による映像を効果的に編集してウェブ上で公
開するなど、ネット関連技術に手だれのメンバーをそろえている。
スンナ軍がネット技術に不慣れなため、予告した映像の公開が遅れ
ているとは考えにくい。
イスラム系サイトに詳しい専門家は、イスラム武装勢力が犯行声
明などを発表するサイトや掲示板が、イスラム武装勢力に反発する
米国やイスラエルのハッカーに攻撃されたり、プロバイダー(接続
業者)に削除されたりして、映像を流す場所がなくなっているとの
現状を指摘した。
襲撃現場とされる西部ヒートのモスク(イスラム教礼拝所)に十
日張り出された同組織名の声明文は「日本人は生きており、安全な
場所にいる」と強調した。しかし、スンナ軍が最も情報を伝えたい
日本など国際社会が極めてアクセスしにくい砂漠の中のモスクへの
張り紙に「情報媒体」を転換したことも大きな謎。
武装勢力が最初の犯行声明を出した後に何らかの原因で方針を変
更、映像公表を取りやめ、水面下で当局側との解放交渉を進めてい
るとみる関係者もいる。
丸二日間続く武装勢力側の奇妙な〓(始めダブルミニュート)沈
黙〓(終わりダブルミニュート)。時間の経過とともに現地は四〇
度を超える猛暑とされ、重傷を負いながら医師や機器の整った病院
でけがの治療を受けられないとみられる斎藤さんの安否に対する懸
念が募っている。
20050511 1833
[2005-05-11-18:33]