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(回答先: Re: 今回の「斎藤氏の件」こそ自己責任という声は聞こえず。 投稿者 木田貴常 日時 2005 年 5 月 10 日 19:18:11)
だって、拘束された斉藤氏はこれまでの情報からすると(それらが事実だとすると)、
「民間人」じゃないですよ、明らかに。
「日本人」と言えるのかどうかも、怪しい(国籍云々じゃなく、「心」がですよ)。
米英側のオフィシャルでしょう。
とっくに、日本も家族も捨てて極秘に活動していたような方じゃないんですか。
母親の葬儀にすら出なかったようですし(プロですねぇ、ハードボイルドですねぇ・・・)。
たとえ相手がどんな素性であれ、騙しがそこに潜んでいるのであれ、邦人救出を政府
は優先すべき、という論点は変わらないが、これが仕組まれたマッチポンプ劇でない
かどうかはよく注意して見極めた方がいいかも・・・。
私は、所謂「誘拐武装勢力」が純粋にイラク人なのか(イラクの民兵組織や市民と繋
がりがあるのか)、かな〜り疑っている。米英が雇っている外国のアラブ人グループ
という可能性が「大」なのではないか、と(だって、アメリカ側の主張するイラクの
イメージ作りに都合が良すぎますもんね。この間の自動車爆弾だって、今まで戦闘で
やられた死傷者をテロの犠牲者に仕立てて「強いアメリカ」のイメージを損ねない
ためにでっちあげた事件でしょ、と真っ先に思った位)。
これまでの情報が事実なら、傭兵と言えど、恐らく高級取りで地位も高かったと思え
るし。「クレバーで器用な日本人」なら、教育の低い国からの傭兵より利用価値も待遇
も遙かに高いんじゃないですか。
斉藤氏自身が自ら発案し、拘束される「役」もつとめるディレクターだった可能性
だってあり得る(もちろん、既にシナリオに書かれた「任務」を与えられた可能性も
ありますが)。
無論、本当に、「不運にもイラクの武装勢力(あるいはそれもどき)に誘拐されてし
まった」というケースだってあり得ますが、私の中ではラストオプションです。
彼が忠誠を誓っているのが、日本ではなく、米英の「軍隊」だったとしたら。
少なくとも自分の優秀さを認めてもらいたい相手が、家族や日本(日本の裏でアメリカ
と手を結んだ政府という部分があったとしても)、ではないという可能性は、強く
感じられます。
こういう推測が当たっているかどうかはともかくも、随分と「劇画チック」なオハナシ
だと思えて、心配よりも気持ちが冷ややかに引いてしまうのが今の私の偽らざる感覚
です。1年前の5人や、奥さんら外交官やら、橋田さんらジャーナリストや、香田さんの
時は、はっきり言ってショックだったし、心配でしょうがなかったんですが・・・
(「ジサクジエン、ジコウジトク」コールにも辟易してましたし)。
今回のは、漫画好きの日本人の描く「男のロマン」の世界そのもの。素性がカッコ良
すぎる。臭すぎる。