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□シリア国境近くでファルージャ以来最大の作戦 [イラク情勢ニュース]
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URUKNEWSイラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2005/05/10(火)
[飛耳長目録 today'snewslist]
☆イラク西部でゲリラを包囲攻撃
RebelsinWesternIraqUnderSiege
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☆★イラク西部でゲリラを包囲攻撃
RebelsinWesternIraqUnderSiege
ロサンゼルス・タイムス 5月10日
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http://www.latimes.com/news/nationworld/iraq/la-fg-offensive10may10,0,7177158.story?coll=la-home-headlines
米軍の攻撃はゲリラの避難地および訓練場と思われる国境地帯の掃討
BySolomonMoore,TimesStaffWriter
リバト(イラク)発:
シリア国境に近いイラクの砂漠地域の僻村(へきそん)で、米軍が昨年
のファルージャ侵攻以来では最大規模の攻勢を展開したところ、9日には
死傷者が増大した。
8日(日曜日)に攻勢が始まってから、ゲリラはユーフラテス川を渡ろうと
していた米兵20人以上を負傷させ、少なくとも3人の海兵隊が死亡した。
海兵隊司令官は、彼らも100人以上のゲリラを殺害したと推測している。
第2海兵師団のメンバーと一緒に移動していたロサンゼルス・タイムスの
記者は、リバトの街を見下ろす丘の上から、ゲリラが街の北端にある家屋
に車でむかうのを目撃した。彼らはAK47ライフルとロケット・ランチャーを
トラックに積んで、それを戦闘が勃発した村の南側に運搬しているところだ
った。
一軒の家屋の近くには子どもたちが立っていた。1人の女性は衣服を干
していた。海兵隊が彼らを攻撃した。
9日には、連隊の第2戦闘団に所属する1000人以上の海兵隊、海軍、
陸軍の兵士がユーフラテス川の北側に渡った。米軍は一帯の分散した村
で今日の大規模攻撃に備えていた。
海兵隊はこの攻撃によって、川岸のラマナ地域を避難場所とし訓練場に
もしているゲリラ戦士を追い払えるだろうと期待していた。南はヨルダン、
北はシリアにつながり、サウスカロライナ州並みの広さを持つアンバル州
は、第2海兵師団が安全確保を担当している。
「今日俺たちが交戦したゲリラは、道端に爆弾をおいて50ドルをもらうよ
うなヤツとは違っている」と連隊司令官のステファン・デイビス大佐が言っ
た。「中東一帯から集まってきたプロの戦闘員だ。戦闘訓練を受け、十分
に武装した者たちだった」。
・・・ (略=訳註: この部分は米軍側の一方的評価でもある。国外から
来たという評価は、このあとの記事内容とも矛盾する)
少なくとも2つの近隣の都市からゲリラ攻撃があったために、米軍の作
戦はまる1日遅れることになった。
ゲリラ側は幾つかの家屋の前に砂袋を積みあげ、戦闘員は屋根やバル
コニーに戦略的に配置されて、じゅうぶんな備えをしていたように思われ
た。8日の夜明け前に数時間、ウバイディにむかう道路沿い家屋の住人た
ちは次々に光をともし、明らかに米軍が進行中という合図としていた。
ニュー・ウバイディとカラビラ近くでは、ゲリラが南端の川沿いを進む海兵
隊の護送車列に迫撃弾を発射した。攻撃した者を追って街に入った海兵
隊は、じゅうぶんな装備をした数十人のゲリラ相手に、1軒ごとに掃討する
戦闘を挑(いど)んだ。
1人の海兵隊員が家屋に歩いて入ると、地階に隠れていたゲリラが床か
ら発砲し、その海兵隊員を射殺した。負傷した同僚を救出しようとしていた
別の海兵隊は、窓からゲリラが手榴弾を投げ込んだために、手榴弾の破
片によって負傷した。
機関銃が何十という窓と戸口にむかって火を噴いた。3機のコブラ(米軍
ヘリ)がゲリラの陣地を数時間攻撃し、武器が隠されていると思われた家
屋には機関銃が雨のように撃ちこまれヘルファイア(地獄の業火)と呼ば
れるミサイルが撃ちこまれた。
川を渡って武器を運ぶためにゲリラに使われていた船を米軍ヘリが攻
撃したときには、水柱の列があがった。FA18ホーネット(戦闘攻撃機)は
金属音をたてて頭上を飛び、トラックにレーザー誘導爆弾を落とし、車両と
近くの家屋を破壊した。
米軍はゲリラに損害を与えたが、彼らも自軍の負傷者に対応しなければ
ならなかた。8日(日曜日)、地雷が米軍戦車を襲ったときには、1人の海
兵隊員が背骨を折り、少なくとも2人が負傷した。
「日曜日は俺たちにもキツカった」−−ある海兵隊将校が語ったが、彼
は名前を出さないでほしいといった。
海兵隊は、日曜の戦闘ではかなりのゲリラが防弾着を来ていたと指摘し
た。ゲリラ側は2、3時間リバトの灯りを消したあと、怒り狂ったような一斉
射撃をおこなった。彼らの一部が暗視装置を持っていたことを物語る。
海兵隊陣地への迫撃砲攻撃は異常なほどに正確だったとデイビスは言
った。さらにゲリラ側は、米軍からの攻勢に備えて、道路沿いには自動車
爆弾を仕掛けていた。
海兵隊は、ラマナの東部および南部からシリア国境沿いの山岳地帯に
ゲリラを追い出す作戦を立てていた。その逃げ道を封鎖するために、海兵
隊の1個小隊が曲がりくねった坂道に配置されたが、戦闘が続いた第1日
目にはそこへ逃げてきたゲリラは1人もいなかった。
「彼らは明らかに自分たちの土地を固守していた」とデービスは言った。
「ここは依然として問題地区だ。彼らは訓練を積んだ戦闘員をここから送
りだしてきた。ここは根絶やしにする必要のある敵地だ。数日か数週間、
ひょっとしたら数ヶ月かかるかもしれない。それまで俺たちはここにいる」。
海兵隊のなかには、あまりに多くの紛争多発地帯をかかえていて、この
地域をカバーするには米兵の数が少なすぎると不満をこぼす者もいた。攻
撃をおこなうためには、地域を超えて複数の海兵隊基地が装備と兵士を
供出しなければならなかった。
今回の攻撃に参加した海兵隊の多くは、ハディッサ・ダムに基地を置く大
隊に所属するが、その基地ではゲリラの迫撃弾攻撃が日常茶飯事となっ
ている。8日(日曜日)のハディッサにおける攻撃では、3人の海兵隊員と
1人の海軍兵士が死亡した。ハディッサは今回の戦場から東に約80マイ
ル離れたゲリラの拠点である。
モスル、アルビル、バグダッドといった諸都市があるイラク東部と北部で
は、イラクの治安部隊は大きな役割を果たしてきたが、イラク西部には事
実上、その存在はない。米軍の側で戦うイラク軍がいないことが、長い間
アンバル州での対ゲリラ戦を困難にしてきた。
多くのスンニ派住民はイラク治安部隊を米軍の協力者とみているので、
スンニ派地域での補充が大きな問題となってきた。米軍への協力の代償
は、ここでは「死」を意味する。地元出身の多くの兵士が、軍から逃亡した
り、ゲリラ側に合流したりしてきた。
「この地域で必要な方法をとろうと思えば、もっと多くの人員が必要だ」と
匿名希望の軍当局者が語った。
海兵隊はアンバル州に3個大隊を展開しているが、6ヶ月前よりも1個大
隊が減り、残る各大隊もそれぞれ1個中隊分の損失を出している。一般的
には、1個大隊は約1000人の兵士で構成され、1個中隊は約150人で
ある。
バグダッドにいる政治家がスンニ派を政治的な節目に引き入れようと説
得を目指したものの、イラクの「西部開拓地」と呼ばれるこの地域では、軍
の決定がまだ強い力を持っている。ラマナ攻撃は明らかに米軍が独自に
遂行したケースである。
イラク軍は能力的に強くなりつつあるが、それでもここで展開されている
複合的な作戦のような大攻勢を遂行するほどにはなっていない。米軍はし
ばしば1つの紛争多発地帯から別の地帯へ部隊を移動させなければなら
ないが、ゲリラ側はその動きを綿密に観察している。米軍がやってくるとゲ
リラはしばしばその地域から離れるが、米軍が退却すると戻ってくる。
この地域が広大であるということは、ゲリラが活動している各村、各町、
各市ごとに米軍が駐屯することはできないという意味である。
イラクの新政府に共鳴しそうな住民は、ゲリラのいるところには戻ろうと
しない。理由は、こうした村に米軍が駐留するのは一時的なことだと判って
いるからである。
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