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以下引用
イラクの「拘束」日本人、斎藤昭彦さんと確認 外務省
2005年05月10日13時15分
イラクの武装勢力が犯行声明を出した日本人拘束事件で、政府は10日、英国系警備会社に勤める斎藤昭彦さん(44)=本籍・東京都=がイラク西部で襲われ、行方不明になっていることを確認した。警備会社から10日未明(日本時間)、外務省に連絡があった。外務省は武装勢力がインターネットで流した斎藤さんの旅券や身分証も本人のものと確認した。政府関係者によれば、斎藤さんは元陸上自衛隊員で、21年間にわたってフランスの外国人部隊に勤務していたという。
細田官房長官は10日午前の記者会見で、犯人グループからの連絡はないと説明。町村外相は会見で「斎藤氏の安否確認を急ぐとともに、拘束、あるいは重傷が事実なら、一刻も早い無事な解放に向けて全力を挙げて取り組む」と述べた。政府関係者によると、政府は斎藤さんのイラク入国を把握していなかった。
斎藤さんが勤務するハート・セキュリティー社(本社・キプロス)のロンドン支社からは、日本時間の10日午前0時ごろ、ロンドンの日本総領事館に連絡が入った。斎藤さんはイラク西部の米軍基地の警備に携わっていたが、8日午後10時半(現地時間同5時半)から11時半くらいの間に、斎藤さんを含む十数人が車で移動中、アルアサド近郊で何者かに襲われたという。何人かが死亡したが、身元は不明とされる。
日本政府関係者によると、襲撃を逃れた南アフリカ人や英国人、イラク人ら複数の同乗者が、バグダッド経由でロンドンに事件を伝えたという。
外務省が斎藤さんの家族に連絡をとったところ、家族は「10年前にパスポートの更新で戻ってきて以来、ほとんど連絡はない」と話したという。
犯行声明を出したイスラム教スンニ派の武装勢力「アンサール・アルスンナ」について、大野防衛庁長官は10日の閣僚懇談会で「同じ名前のグループが、2月にサマワで『日本は米国と手を組んだ汚れた仏教国だ』という内容のビラをまいた」と報告。一方、閣議後の記者会見では「現状で、サマワでの自衛隊の活動に影響はない」と述べた。
政府は10日午前1時、首相官邸の危機管理センターに連絡室を設置。外務省でも午前2時に町村外相を本部長とする対策本部を設け、斎藤さんの家族やハート社、イラクや米国の政府と連絡を取って事実関係の確認を急いでいる。
イラク戦争後、現地で日本人が事件に巻き込まれたのは、04年10月に旅行者の香田証生さんが人質となり殺害されて以来、11人目。
引用ここまでURLhttp://www.asahi.com/international/update/0510/012.html?t5