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以下引用
<邦人拘束>多国籍軍と一体視、狙いは自衛隊撤退要求か
【カイロ高橋宗男】イラク西部で英国の警備会社に勤める齋藤昭彦さん(44)がイスラム教スンニ派過激派組織「アンサール・スンナ軍」の襲撃を受けて重傷を負い、拘束されたとみられる事件で、10日午前現在、要求は明らかになっておらず、武装勢力側の狙いは不明のままだ。
しかし、12人のイラク人と5人の外国人を拘束し、日本人1人を除いて即座に殺害したとする犯行声明が正しければ、武装勢力側が米軍主導の多国籍軍に揺さぶりをかける点で、日本人人質の利用価値が高いと判断したとみることができる。
武装勢力はイラク南部サマワで復興支援活動にあたる自衛隊を「占領軍の一員」とみなしており、今月に入って拉致されたことが判明した豪州人技師のケースでも、武装勢力側は豪軍の撤退を要求している。豪軍は自衛隊の安全確保のため450人を派遣しており、武装勢力側が豪軍と自衛隊を一体視している可能性が極めて高い。このため今後、武装勢力側が自衛隊撤退要求を突きつけてくることが想定される。
また、今回の事件では、齋藤さんが米軍と契約する民間警備会社に勤めている点が事態を複雑にしている。武装勢力側が常に攻撃対象としている組織に属し、これまでの日本人人質事件とは性質が異なるため、武装勢力側が自衛隊の撤退要求を出した場合、日本政府は難しい対応を迫られることになる。
昨年10月にイラクで香田証生さんが拉致、殺害された事件でも、武装勢力側は自衛隊の撤退を人質の解放条件として出した。同年4月の日本人ボランティアら3人の拉致事件(後に解放)でも自衛隊撤退要求が出されたが、日本政府はいずれの事件でも要求を拒否している。
(毎日新聞) - 5月10日12時39分更新
引用ここまでURLhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050510-00000021-mai-int