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□イラクの米軍の都市撤退計画は都市を血の海にする陰謀 イラク南部に小型イラン国家樹立 【前編】 [アラブの声ML]
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イラクの米軍の都市撤退計画は都市を血の海にする陰謀 イラク南部に小型イラン国家樹立 【前編】
米軍がイラクの都市部から撤退するとの計画が米軍筋や政府関係者から流されているが、その狙いは何なのか? 7日付のデンマークから発信するアラビア語ネット紙、イラク・フォー・オールはイラク人の気鋭の政治活動家サミール・オベイド氏の分析を掲載した。
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今年1月末に実施されたイラクの選挙で、各層のイラク社会が異議を唱える中、(イラクのシーア派)最高権威のシスターニ師の写真が選挙宣伝の道具として使われ、同時にファトワー(教令)が次から次へと出された。これはシーア派社会やシーア派宗教権威界において極めて異例な現象で、シーア派権威は、国家、臣民、社会が重大な危機に陥ったときにしかファトワーを発することはない。よって、シーア派権威界が用意されたファトワーを週に1−2本も出し、数時間後に否定するとは信じられない事態だ。
実は、このようなファトワーを頻発したのは、シーア派権威界の責任ではなく、我利我利亡者であることがはっきりした新米政治家たちが、権威界を無視して発布し、世界中の物笑いの種になったことなのだ。
現在起きていることは、シーア派権威界とその歴史を貶めるために、米国を首領としシオニストと国際的な諸勢力との陰謀である。彼らはイラクに、中でもバスラやナジャフ、カルバラに、不和と恐怖を持ち込んだ。権威界が後退した時に、バスラの破壊が始まった。
米軍が都市の中心部から撤退しても、イラク人民のためにはならず、政府の業績にもならない。撤退決定は米国人自身が考えつき、最近バグダードを訪問したライス米国務長官がジャーファリー首相に通告したものなのだから。
(バグダードで武装勢力を一掃するために4万人のイラク軍を投入した)「稲妻作戦」は、イラク政府への支持を米国から得るために米国人に示した駆け引きだ。特にライスが、「アラウィや政権をそっくり引き受ける用意がある一部の米国と同盟しているあなた方の後釜の代わりが幾らでも居る」と脅かしたので、なお更何かする必要があったのだ。
他面、都市の中心部から撤退するというのは米国の汚い計画で、そのことを私は以前に書いたし、西側のアナリストやアラブの外交団からも同じ話を耳にした。旧アラウィ政権の関係者も同意見だ。すなわち、撤退はジャーファリー政府とそれと同盟するイスラム諸勢力を来るべき死の泥沼に沈める作戦の序曲なのだ。
ジャーファリー政権は治安維持能力が無いということで、住民の罵声と怨嗟の声はジャーファリーとイスラム連立政権に向かうことになる。そうなれば、住民は治安維持に不可欠だとして米軍の帰還を要請することになる。これこそ占領軍と米国の狙いだ。
米軍が都市へ帰還するとなれば、米国が次に試したいイラク人新顔政治家たちを保護するために、占領初期のような大規模なものになろう。占領軍の指示で動く内外の傭兵や占領同盟国、イラク周辺諸国に、ファーファリー政権とその全ての同盟勢力を死の泥沼に沈めるようにとの指令が近く下されるだろう。爆発事件や暗殺が引き起こされ、米国と一部の使い古したイラク人政治家とが事前に準備したニューフェースが登場することになる。
-- 以下後編へ --
http://www.iraq4allnews.dk/viewnews.php?id=87541
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