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□イラク・レジスタンスへのインタビュー [イラク情勢ニュース]
http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0000897;jsessionid=edr0a650g1
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URUKNEWSイラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2005/05/07(土)
[飛耳長目録 today'snewslist]
☆CEOSI: イラク・レジスタンスとの面接
AninterviewwiththeIraqiResistance
『重要なことは戦闘員の数ではなく支持する市民の数』
☆CEOSI: 2005年4月25日 ファルージャ訪問
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☆★ 『重要なことは戦闘員の数ではなく支持する市民の数だ』
"Therelevantissueisnotthenumberofcombatants
butthenumberofcivilianssupportingthem"
CEOSI代表団:4月22日 発表:イラク・ソリダリダード5月5日
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CEOSI|www.nodo50.org/iraq|2005
http://www.nodo50.org/iraq/2004-2005/docs/ceosi-iraq_resist_5-05-05.html
イラク・レジスタンスへのインタビュー
◆ 「レジスタンスを構成するさまざまな勢力は、占領軍を国外に追放する
という共通の目的を共有しており、他に対するイデオロギー的な主導権争
いを否定している」
アブ・ユセフ(註1)は、レジスタンスに統合された旧イラク軍の愛国的潮
流を代表していると自己紹介した。身ぶりをまじえてゆっくり慎重に話すア
ブ・ユセフは、ほとんど白髪となった55歳ほどの旧軍の元司令官である。
「占領者に反対するイラク・レジスタンスの軍事行動の一部は、旧イラク軍
メンバーによって指導されている」と話した。旧軍は合同軍暫定当局の文
民行政官ポール・ブレマーによって、バース党とともに2003年夏に解体さ
れた。
解体された旧イラク軍のナショナリストを統合した政治組織は、フリー・オ
フィシャル・ムーブメント(FOM)と名づけられた。その名前は1958年の
革命前、王政の時代に創設された秘密の軍隊組織の名前からとったもの
である。バース党およびイラク愛国同盟、人民連合(イラク共産党内の占
領に協力的な部分に反対する者を組織)とともに、FOMはいわゆる民族
解放戦線(註2)を樹立する討議に参加した。それは占領と軍事的に戦う
レジスタンスの政治部門として提唱されたものである。
◆主導権争いとセクト主義に反対する
CEOSI代表団との会談は、特別な安全対策をなされることもなく、バグ
ダッド市内の1軒の民家でおこなわれた。同意するまでもなく、われわれは
会談内容を記録することをせず、写真もフィルム映像も撮らなかった。ア
ブ・ユセフは会談の最初にイラク・レジスタンスの定義を明瞭に示すことか
ら始めた。
「イラク・レジスタンスはテロや誘拐、強要(ゆすり)、民家での攻撃とモス
クに対する攻撃を否定し、学術的および公的な機関を保護する。それはイ
ラク国民の集団の共通財産だからだ。イラク・レジスタンスは占領者を追
放し、イラクの領土とイラクの民衆の一体性を守ることを目標としている」。
アブ・ユセフは、ナショナリストであれイスラム主義であれ、いかなるイデ
オロギー潮流ともレジスタンスを同一視することはなかった。戦闘員のあ
いだでどれが多数派であるかといった表現もしなかった。「レジスタンスを
構成するさまざまな勢力は、占領者を追放するという共通の目的を共有し
ており、他に対するイデオロギー的な主導権争いを否定している」。アブ・
ユセフは無条件に、ゲリラ運動は占領からの祖国の解放を達成するなら、
「原則として市民権を擁護し、民衆の意思を尊重する」と考えている。そし
て彼は、「宗教的な熱狂およびいかなる民族的な狂信からも離れて、ある
いはみずからを何と名乗ろうと」、武装したレジスタンス運動を保持するこ
とは必要であると付けくわえた。
アブ・ユセフは私たち対談者がイラクに滞在するあいだ、アメリカとイラク
の通牒勢力がアラブの国で人為的に市民間の紛争を引き起こそうしてい
る意図について(註3)、繰り返しその考えを説明した。彼が対談でそのよ
うに言ったとき、彼らは1000名にのぼる個人の名前と詳細を記したリスト
を提示した。それはおそらく占領に反対し、殺害されようとしている者のリ
ストであった。イラク内務省の職員からレジスタンスに漏らされたこのリスト
は、イラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)とバドル旅団、アフマド・チャ
ラビの民兵によって、共同で念入りに作製されたものだった。それはイラク
に暗殺部隊が設置されたことを確認するものだった。
それと同じ意味で、アブ・ユセフはシスタニがさる3月22日に発したファト
ワ(イスラム教の宗教令)を批判した。シスタニはそのなかで、レジスタンス
と反対勢力に関する情報をイラクの諜報機関と治安部隊に提供すること
を是認していた。
◆正当な攻撃目標
アブ・ユセフは武装した諸グループ間の統一という問題を尋ねられて、
「統一した指令の作成過程を前進させつつ、レジスタンスは調整をすすめ
ている局面にある」と指摘した。アブ・ユセフはレジスタンス内部の実際の
数字に触れることを避け、「重要なことは戦闘員の数ではなく、彼らを支持
する一般市民の数だ」と指摘した。
アブ・ユセフはさらに、「第二次世界大戦から1970年代までのゲリラ運
動の経験から、イラク・レジスタンスがさまざまな経験を発展させているとこ
ろ」であり、例えばベトコンのケースのように、安全な基地の数には考慮を
示さなかった。その意味では、どのアラブの国がイラク・レジスタンスを支
持し、それとは逆に占領者と協力しているかについて、明確にすることに
は批判的であった。アブ・ユセフはさらに、イラク・レジスタンスは完全に国
内のイラク人の貢献によって基盤を形成していると述べた。
アブ・ユセフは彼が「正当な攻撃目標」と呼ぶものを、そうでないものから
区別している。
「占領者、反逆者、通牒者(が武装攻撃の正当な標的である)。また、イ
ラク警察と国家警備隊、そして占領者がみずからを警護するために創設
した民兵組織もイラク・レジスタンスの攻撃目標だとし、それは(対ゲリラ作
戦において)占領軍の先兵として利用されている。
しかしながら、レジスタンスがイラク人市民を巻き添えにする無差別攻撃
とか自動車爆弾に頼ることは絶対にないという点では、アブ・ユセフは明
確であった。「レジスタンスは(占領軍の護送車列に対して)ルート上での
爆弾攻撃とミサイルおよび迫撃砲攻撃、ロケット・ランチャー、軽火器によ
る攻撃に頼っている」と彼はつけ加えた。
アブ・ユセフはインターネットを通じての攪乱(かくらん)やマヤカシ操作を
表現するのに、「混合カード」という表現を使った。それはレジスタンスの正
当な作戦である攻撃が、アルカイダやサルカウィと関係している諸グルー
プによるテロ攻撃だとして掲載されることを指している。彼はさらに、陰謀
めいた幾つかの無差別攻撃が、「外国アラブの若者による宗教的勢力」に
よって遂行されており、それは「アルカイダと関係ない」ものであり、国内の
レジスタンスとも結びついたものではないと述べた。
国営企業がハリバートンなどの米国企業との共同事業体に石油を供給
している以上、石油関連のインフラストラクチャは正当な標的であり、占領
軍に石油を提供している石油輸送トラックの護送車列も同様である。これ
は通常、米軍の装甲車両によって警護され、バグダッド周辺のハイウェイ
網で見かけられる。
しかし、石油パイプラインに対する破壊活動のすべてがレジスタンスの
活動というのではない。そのことはCEOSI代表団がイラクに滞在するあい
だ、他の対談者によっても繰り返し確認された。特にイラク南部および北
部のキルクーク〜セイハン間においては、犯罪組織と結びついたイラクの
公共企業労働者が内密に石油の流出を止めたり、密輸を遅らせるために
攻撃の被害にあった石油量の数字を増やしたりしている。
◆イラクからの撤退
「われわれは米国がイラクを去ろうとしていることを確信している。彼らは
イラクから出ていく方法を模索していると。そういうわけで彼らは現地政体
と(治安)部隊を創設し保護しているところであり、それらの部隊というのは
占領軍とともに(イラクに)やってきた政党の流れを汲んでいる。そして彼ら
の忠誠心は祖国に対してではなく、金(カネ)に対してなのである」とアブ・
ユセフは断言した。アメリカは最初は間違いを犯し、二度目にも同じ間違
いを犯すが、三度目には適切にやるというウィンストン・チャーチルの言葉
を引用したあと、アブ・ユセフは次のように断言した−−遅かれ早かれ、
占領軍は武装したレジスタンスとの直接交渉の道を開かねばならず、CE
OSI代表団が話した他のイラク人も認めたように、交渉への試みは少なく
とも8ヶ月前からある事実であったようだ。
◆原註:
1、 アブ・ユセフというのは必ずしも仮名ということではない。アラブの国
では一般に、男性は最初の息子または娘の名前の前に○○の父という
意味でアブを付けることによって、生まれたときの名前を変える。
2、 CEOSI代表団はこの戦線=フロントを促進しているそれぞれ別の組
織によって入念に作製された文書の2つの草案を手に入れた。そのうちの
1つは、イスラム主義の名称にナショナルを冠していた。すなわちナショナ
ル・イスラム・解放戦線。イラク・ソリダリティーのもう一つの記事を見よ。
3、 アブ・ユセフは伝統的にイラクを特徴づけるものとして、個人における
奇妙な宗教的融合の例を強調した。母親がモスレム(イスラム教徒)であ
り、妊娠するのが遅いと、彼女はイラクのクリスチャン・バージンの像に救
いを求めてイラクのキリスト教会でローソクに火を着ける。
※訳者註: 読み仮名以外の本文中の( )は原文にしたがったもの。
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☆★CEOSI: 2005年4月25日 ファルージャ訪問 (1)
ファルージャ・総合病院への訪問
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訪問記(英文)および写真
http://www.albasrah.net/maqalat/english/0505/FallujahI-Visit-to-General-Hospital.htm
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※URUKNEWS イラク情勢ニュース(webサイト)
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/
◆メーリング・リストへの参加・退会手続きはここでもできます◆
※イラク・レジスタンス・レポート
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
※イベント情報
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/2005-event.html
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