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『カザフで革命も』
大統領長女、党大会で危機感
【モスクワ=常盤伸】「革命の可能性は高い」−。ナザルバエフ大統領の個人崇拝が進むカザフスタンで大統領の後継者といわれる長女ダリガさんが七日、首都アスタナで、ナザルバエフ政権崩壊の可能性について、異例ともいえる危機感を表明した。自ら党首を務める政権与党「アサル」の臨時党大会で演説した。
インタファクス通信などによると、ダリガさんは、ウクライナやキルギスなど旧ソ連諸国で相次ぐ政変は、「外国勢力が戦略上の重要地域をコントロールすることを目的にした計画の一部」と断定。そのうえで自国について「民主化を求める外国の格好の標的となっている」と述べた。
父親のナザルバエフ大統領は旧ソ連諸国で続いた変革の波はカザフには及ばないとの構えだが、年末にも行われる大統領選に向け野党勢力が攻勢を強めるとみられる。ダリガさんは大統領の「本音」を代弁した可能性もある。
臨時党大会で同党は、大統領選でのナザルバエフ大統領の三選支持を確認した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20050608/eve_____kok_____001.shtml