★阿修羅♪ > 戦争70 > 1097.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
【ブリュッセル福原直樹】国連の国際刑事裁判所は6日、スーダン西部・ダルフールで続く地元住民の虐殺について、正式捜査を開始した。同紛争では、犠牲者が10万人以上という報告もあり、国連安保理が3月、同裁判所に訴追。国連は容疑者約50人のリストを裁判所に提示していた。だがスーダン政府は「国内問題だ」として非協力的な姿勢を示している。
裁判所は同日「公平な捜査を行う」としたが、現地からの報道によると、同政府関係者は「裁判所の現地調査は歓迎するが、国外での裁判は認められない」と反発している。同紛争は03年、アラブ系のスーダン現政府に黒人住民らが反発し、発生。国連が調査団を結成し、国際人道法違反として、同政府関係者が中心とされる容疑者のリストを作成していた。
現在、現地にはアフリカ連合(AU)が平和維持軍を送るほか、国連も平和維持活動を決定。日本も支援を表明した。国際刑事裁判所は人道への罪などを国際社会が裁く初の常設裁判所で98年、国連主導で設立を採択、02年発足した。
毎日新聞 2005年6月7日 13時09分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20050607k0000e030064000c.html