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06/05 13:30 初代行政長官にカブイ氏 ブーゲンビル自治政府選挙
【シドニー5日共同】パプアニューギニア東部のブーゲンビル州
で実施された初の自治政府樹立のための選挙は、五日までの開票で
、初代の行政長官にブーゲンビル人民会議議長のジョーゼフ・カブ
イ氏(50)が有効投票の約55%の約三万八千票を獲得して当選
した。
カブイ氏は分離独立運動に参加、独立派の州暫定政府首相などを
務め、一九八〇年代末から続いた内戦の和平交渉で重要な役割を果
たした。
選挙は独立紛争終結の和平協定に基づき、行政長官と議会(定数
三九)を選出するため、五月二十日から六月二日まで実施された。
自治政府は十日に発足する見通し。
ブーゲンビル島を中心とする同州は人口約二十万人。銅山の補償
問題をきっかけにパプアニューギニア政府とブーゲンビル革命軍(
BRA)などの独立派が内戦に突入。独立派側によると約一万五千
人が死亡したとされる。二〇〇一年八月に和平協定を締結、同州に
大幅な自治権が認められた。
20050605 1330
[2005-06-05-13:30]