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(回答先: プーチン、自らに忠誠誓う六万人規模の親衛隊を結成し野党勢力敵視(読売新聞) 投稿者 田中大也 日時 2005 年 6 月 06 日 01:28:23)
かつてペン一本で旧ソ連をゆるがしたロシアのノーベル賞作家ソルジェニーツィン氏(86)が5日、久々にメディアに登場、「国民が自らの運命を決める真の民主主義はいまだ存在しない」と自国の現状に厳しい警告を発した。批判精神はいまだ健在なようだ。
ロシア・テレビと会見した。回想録の執筆などは続けているが、政治的な問題に見解を示すのは3年ぶりという。
ロシアの議会政治について、「下院議員は4年の任期を保証され、休息している。政党を動かすのは金だ。国民はそんな議員たちをリコールする手だてもない」と批判した。「経済的な不満もあって1917年のロシア革命前と同様、国家と社会の対立が強まっている」とも語った。
また、「(ロシア革命で武装蜂起した)ボリシェビキは、外国からの援助資金を小さなカバンで運んだ程度だが、今は外国からすぐ何十億ドルでも届くし、インターネットの影響力だってある」と強調した。その上でウクライナの「オレンジ革命」など、旧ソ連諸国での民主化の波がロシアに及ぶ可能性も「否定できない」と述べた。
プーチン政権が旧ソ連諸国を勢力圏と見なし、影響力の維持を重要課題としていることには「まず自国の病気を治すことだ。ロシア国民の状態を見て、ロシアを尊敬できるだろうか」と指摘、地方自治の推進など国内の改革をより重視するよう促した。
批判は米ブッシュ政権が進めている自由と民主主義の輸出政策にも及び、「旧ユーゴスラビアやイラクを爆撃したが、銃剣で強制した民主主義など二束三文のものだ」とした。
http://www.asahi.com/international/update/0606/008.html