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失敗だったファルージャ包囲/ダール・ジャマイル 後編 [イラク情勢ニュース]
http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/1029.html
投稿者 white 日時 2005 年 6 月 04 日 22:06:33: QYBiAyr6jr5Ac
 

(回答先: 失敗だったファルージャ包囲/ダール・ジャマイル [イラク情勢ニュース] 投稿者 white 日時 2005 年 6 月 03 日 18:21:58)

□失敗だったファルージャ包囲/ダール・ジャマイル 後編 [イラク情勢ニュース]

 http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0000923;jsessionid=iwfqoc4wl1

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URUKNEWSイラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2005/06/04(土)

[飛耳長目録 today'snewslist]
☆失敗だったファルージャ包囲  (後半)
  ThefailedsiegeofFallujah

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☆★失敗だったファルージャ包囲  (後半)
  ThefailedsiegeofFallujah
  アジア・タイムズ・オンライン 6月3日 (ダール・ジャマイル)
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http://atimes.com/atimes/Middle_East/GF03Ak01.html
 または
**DahrJamail'sIraqDispatches**
**http://dahrjamailiraq.com**

 ファルージャ住民の80%が自宅に戻り、市内の民家およびビルのほぼ
60%はなんとか居住可能な程度の損害だと推計されている。ほとんどの
市民はテント生活を続けるか、あるいは自宅の瓦礫(がれき)のなかで生
活している。夜間外出禁止令も市内に出されたままで、住民は午後9時
をすぎると路上に出ることは許されず、全地域が電気もかよってないまま
である。

 アブ・ナワフ(市内ジョラン地区近くに住む42歳の実業家)は、最近の電
話インタビューに対して、「ここいらではまったく再建は見うけられず、アメ
リカ軍兵士とイラク国家警備隊が脇道にいたるまで、ずっとパトロールし
ている」と語った。

 アブドラは一触即発の緊張状態について次のように論評した−−「路上
では法律もなにもなく、イラク国家警備隊がイラク人警官を殺害する事件
があって、住民が問い合わせた」。さらに彼の証言を続けると、「アメリカ
兵はペシュメルガ(クルド人民兵)で構成されるイラク国家警備隊の中に
紛(まぎ)れこんでいる。イラク国家警備隊の中味は、今では、すべてがペ
シュメルガかバドル旅団(イスラム革命最高評議会の民兵組織)で占めら
れており、彼らはアメリカ軍がやっているのとの同じように、屈辱的な間違
った対処をとりつづけている」という。

 SCHRDF(ファルージャ人権と民主主義研究センター)は、米兵が市内
7ヶ所の小学校を占拠し、子どもたちはテントで勉強することを余儀なくさ
れていると伝えてきた。

 一方、ナワフは行方不明になったままの3人の兄弟を、今も捜しつづけ
ている。米軍は彼の家に3人の遺体が発見されたとペンキで書いたが、し
かしナワフは3人の居場所を特定することができず、兄弟は行方不明に
なったままだと主張する。

 ファルージャ市内での最近の武力衝突と道路脇爆弾は、現在もつづく
治安部隊によるマズイ対処と嫌がらせに関する住民の苦情とならんで、
市内が正常に戻ることへのひじょうな妨げになっている。こうして再建はこ
の市にとって重要であるのに、優先度の低いものとなり、住民は市で再建
が着手されないことと破壊をめぐって怒りを沸騰させながら、包囲攻撃の
あいだの戦争犯罪を証言しつづける。

 「ファルージャにはアメリカ兵に暴行されたと証言する大勢の女性がい
る」とアブドラは話した。「彼女たちはファルージャの女子中学校近くにい
る。人々が最初にファルージャに戻ったとき、彼らは全裸にされた多数の
少女が殺されているのを発見した」。

 ナワフの訴えが示していることは、行方不明になった多くの人々が1つ
の大きな関心事になっているということだ。「多くの人々が行方不明になっ
ているので、殺された住民の総数が判らない・・・そのために今でも死者
の正確な数字を把握することができないでいる」とアブドラは説明した。

 人権問題を調査しているイラク人医療チームのメンバーである別のイラ
ク人医師は、彼のグループがイラク全土の拘留施設に6万人のイラク人
が拘束されていると推計していることを報告した。アンアンからインタビュ
ーしているとき、米軍が記録しているのは1万7000人の拘束者の名前
だけだったと彼は指摘した。拘束されている人々は家族にすら所在が判
らず、罪状も明かされていない。この医者は匿名(とくめい)を条件に話を
し、「この事実は当然ながら人々をレジスタンスの側に追いやるだけだ。
なぜなら、人々には結局、アメリカ人と戦いを始めるのにじゅうぶんな理
由となる絶望だけが残されたのだ。彼らにできるのはそれだけだ」。

 SCHRDFに報告をおこなったファウジ医師も、ファルージャで行方が判
らなくなった人々の数について懸念を表明した。「死者については、私た
ちは最初750人以上を数えた」と彼は論評した。「だが行方不明者が多
すぎて、たとえもっと多くの者が殺されたにしても、死者と拘束者の数字を
把握することが難しい。そしてアメリカ軍が残された家族に報復したり拘
束対象を広げることから、人々は恐れて息子が拘束されたかもしれない
と承認することができない」。

 荒れた市内でもう一度戦闘が爆発しそうになり、夏の本格的な暑さが近
づきつつあるなかで、ファルージャ住民の苦痛はこのように今も続いてい
る。

 「アメリカ軍はファルージャの人々に対してとてつもない大虐殺をおこな
った。ファルージャの犯罪はかつてなく大きな犯罪である」とアブドラは厳
しく指摘した。「これはアメリカの歴史において危険場所として永久に残る
だろう。アメリカ国民が何をしようと、たとえ彼らが政府内のウソつきを排
除したとしても、人々は長い時間をかけなければ、彼らがイラクとファルー
ジャでしたことを忘れ、彼らを人間性をもった文明的な人々として受け入
れることはできないだろう」。

 アブドラ(SCHRDFの責任者)のような市民は、なぜ米軍はエンベッド取
材(軍への埋め込み取材)以外のメディアをファルージャに入らせないの
か不思議に思っている。彼は「なぜ彼らはメディアをファルージャ市内に
入れないのか」と尋ねてきた。「もしアメリカが自分は正しいと言うのなら、
なぜ国連の調査団がファルージャに入るのを2度も阻止したのか?」と。

 ファルージャ包囲攻撃を正当化する最初の理由は、この軍事作戦は1
月30日の選挙にむけて安全と安定をもたらすために遂行されるというも
のであり、その目的が達成されなかったことは明白である。選挙当日だけ
でも多くのイラク人が死亡し、イラク全土の情勢はそれ以来ずっと悪化し
つづけるばかりだった。

 つい最近では、イラクの移行政府が4月に就任宣言をして以降、750
人をはるかに上まわるイラク人が武力事件で殺され、それはさらにこの
戦乱の国全体に広がりつづけている。

 このように、ファルージャおよびイラクの安全と安定は改善されるどころ
か、むしろ、ファルージャ包囲攻撃はファルージャを荒廃させた以外のな
にものでもなく、イラク人のレジスタンス運動をカイム、ベイジ、バクーバ、
モスル、ラマディ、ラティフィヤ、バグダッドの各所に広げたのである。

 ファルージャ包囲攻撃は安全と安定を促進するよりも、当初の目標とは
まさに正反対の状況をもたらし、憤激を引き起こし、宗派間の亀裂を深
め、イラク人のレジスタンス闘争を包囲攻撃以前にはめったに見られな
かったレベルの攻撃にまで拍車をかけたのである。

 アブドラはファルージャ情勢に関するコメントの最後に、陰鬱(いんうつ)
な状況を描いている。−−「この雰囲気では、人々は決して彼らと彼らの
街になされたことを忘れないだろう。その結末を見たいとは思わない。人
々は決してアメリカ兵への報復を忘れないであろうが、彼らは次の攻撃の
準備をしたがっているようだ。これこそファルージャの交渉参加者がアメリ
カ人に警告したことである。イラクで今進行中の安全の欠如は、その結末
の一端にすぎない」。
 

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☆★親たちが動く: 兵士募集はますます困難に
  GrowingProblemforMilitaryRecruiters:Parents
  ニューヨーク・タイムズ 6月3日
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http://www.nytimes.com/2005/06/03/nyregion/03recruit.html?ex=1118462400&en=3ee0778939137e0a&ei=5070&emc=eta1

 イラク戦争が始まって2年になり、多くの者が戦争は必要なかったと見
なしているなかで、親たちは自分の子どもが戦争にいくことを止めさせる
ようになっている。


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※URUKNEWS イラク情勢ニュース(webサイト) 
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/  
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※イラク・レジスタンス・レポート
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
※イラク戦争の真実 2002年〜03年3月 
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/0203-1.html

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