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氏のサイトより。この人、逸材っぽいです。阿修羅論客諸氏はどう思われる?
http://www.manabu.jp/policy/vision.html#04
3)国際化
:海洋国家としての開かれた国家作り、他国との共存共栄の関係
日本が持つ最大の武器である技術開発力を国内に留まらせることは意味が無い。加工貿易で発展してきた歴史をみても明らかなとおり、日本の経済は海外との関係において本領を発揮してきた。また、文化的にも日本は他国との交流が不可欠である。日本の文化のルーツは、古の遣隋使や渡来人による中国文化の輸入にまで遡ることができ、その後も他国の多様な文化を取り入れてきた経緯がある。
日本にとっては、他国との交流こそが、経済的にも文化的にも日本を発展させていく原動力となるのだ。
したがって、経済面では、現在進みつつある世界的なFTAの潮流には積極的な態度で望み、世界貿易の流れを加速させる必要である。そして、その為には、国内にかかえる農業自由化問題の早期解決が課題である。
また、文化面においても、留学生、特にアジアからの留学生の積極的な受け入れが必要であるし、世界中の研究者を集めた研究機関の設立を推進する必要がある。
4)豊かな経済力
:経済力を使った国際貢献、社会保障の充実
技術開発力と世界的な貿易体制の確立による、日本経済力の更なる上昇を望む。このように経済重視の考え方を述べると、アメリカ的資本至上主義であるとのお考えになる方もいるかもしれない。しかし、その点は誤解しないで欲しい。アメリカのように貧富の差を放置する経済最優先主義には決して与しない。
この小さな日本にとっては、経済力が日本の世界におけるプレゼンスを高める大きな鍵となる。具体的には、豊かな経済力により発展途上国に対するODA貢献を行える一方で、そのODAを安全保障面において戦略的に使うことも出来る。
また、核軍縮の分野においては、核を持たない日本は現在まで蚊帳の外におかれてきたが、例えば、ロシアの核爆弾の処理コストを受け持つことで、世界の核軍縮にも積極的な貢献が出来る。
さらには、環境投資等も経済力の背景があってこそ可能である、そもそも環境意識は経済的豊かさの上に備わることも多い。
日本においては経済力こそが行動の選択肢を広げていくのである 。
5)積極的な外交
:外交をこなす時代から、外交を使う時代へ
繰り返しになるが、日本は資源も食糧も充分ではない。そのような日本が生き抜いていくためには、他の国との友好関係を構築し、国際的な関係性の中で行動していくことが必須である。
日本においては、外交というものを「こなす」という視点で捉えてきたのではないだろうか。現に、あくまでも外交は受動的かつ儀礼的であり、積極的に日本側から仕掛けることは少なかったように思える。
しかし、これからの時代は外交を「こなす」より「使う」時代にしなければならない。グローバル化は日々進展しており、国際関係は目まぐるしく変化している。その中で、日本がより良い関係を築き上げ、友好的な相互依存関係を多くの国と作り上げ、日本の安定的発展を支えていかなければならない。
そのためには前述した技術開発力・優秀な人材・経済力の三つを柱にした積極的な国際貢献を通じて、日本のプレゼンスを高める必要がある 。
6)平和主義の徹底
:積極的な平和貢献
前項でも多少述べたが、多国間との良好な関係を築き、円滑な経済活動を担保するには、自国が徹底した平和国家であることが重要であろう。
最近のアメリカのように力で脅すやり方をするには、それなりの軍備とバックグランドがなければならない上に、そもそも力で抑えるやり方は、さまざまな弊害を生むことは論を待たない。
安全保障上の諸問題については、政策の項にて論ずるものとするが、何度も繰り返すとおり、日本は徹底した平和主義の姿勢を崩すべきではない。
決して日本は紛争の当事者にはならない。中立の立場を堅持した上で仲介に特化する。今後、北米圏、EU圏に続き、アジア圏なるものが形成されていくでものと予想される。アジア圏の確立は、日本が主導的な立場をとれる分野であるが、確立した後はアジア圏にのみこだわることなく、北米圏、EU圏、アジア圏の三極間の関係を滑らかにする潤滑油的存在として活躍すべきである。
そのためにも、日本は徹底的な平和主義と中立主義を貫かなければならない。
国際貢献なるものが、海外に軍隊を派遣することと摩り替えられがちな昨今であるが、非軍事的な人的・経済的貢献を主軸に国際貢献を行うほうが「日本らしさ」を発揮できるのではないだろうか。
この平和主義貫徹こそが、日本の生きる道であり、日本の行く末を握る根幹である。
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