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(回答先: Re: ピカートには『騒音とアトム化の世界』(みすず書房)というのもありましたね。 投稿者 南青山 日時 2005 年 9 月 19 日 09:22:31)
僕が最近の文学者に違和感を持ったのは「個人情報保護法案」の反対運動の時です。現実に反対運動にコミットしていたのは数人で、純文学作家はゼロ。「思想や言論」の自由にかかわることなのに、この反応のなさはなんだろうかと思いました。何か違うなという気がしたのです。明治、大正、昭和の初期の作家の印象が強かったからかもしれませんが。
芸術家というのは実際の政治運動などしてはいけない、あくまで作品で世に問うべき、という一方の命題があるのも知ってはいるのですが、作品で問うている作家がいったいどれだけいるのかという疑問もあります。
少し前に、渡辺某なる有名な作家が、週刊誌の連載記事でブッシュを世のサラリーマン亭主に擬して同情的に語っていたのには唖然としました。今の作家は世界に対してここまで弛緩した感覚でいるのかという驚きでした。もちろんそれはその作家一人に限ったことなのかもしれません。しかし、それにしては文学の世界から何も聞こえてこないのは何故なのだろうという疑問は残ります。
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