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民主党新代表に前原誠司氏が選出された。
代表選出選挙は17日、同党両院議員総会により行なわれ、党所属国会議員194名のうち192名が投票、前原氏は96票を獲得、本命視されていた菅直人氏を2票差で退けた。
「若さ」を売り物に「清新」「しがらみとの決別」を前面に押し立てて戦うという戦法は、まるで小泉流の焼き直しとの感がしないでもなかったが、民主党議員の中に菅さんに対する抵抗も相当あったのだろう。また、今回の総選挙の落選組に菅氏を推すであろう人たちが多く含まれていたことも要因に数えられるだろう。いずれにしても民主党にも「新風」が吹いた。
だが、この新風を、してやったりと見ていた人がいたことを忘れてはならない。それは、小沢一郎氏だ。今日の各紙は、「世代交代」が小沢氏に与える影響などを挙げ、今回の代表戦の結果が小沢氏にとって敗北を意味するような書き方をしているが、私の見方は違う。
聞くところによると、小沢氏は最初から今回の代表戦に出馬するつもりはなかったらしい。そこから推察すると、どうやら小沢氏は民主党の総選挙の大敗北を読んでいてシナリオ作りをしていた節がある。彼の不可解な動きの一つが田中康夫知事との新党作りだ。動きの真相はいまだ見えてこないが、菅陣営に対するある種の牽制球であったのではないかと私は見る。
総選挙中にあれだけ派手な動きをしていた小沢氏だが、選挙後はそれまでのマスコミへの露出がウソのように鳴りを潜めた。しかし、彼は「死んだ」訳ではもちろんなかった。かつての「自民党の闇の帝王」は裏で動いたのだ。私も騙された一人だが、小沢氏はマスコミを巧みに利用して自分が代表戦に出馬するように見せかけた。「小沢に代表の座を渡すものか」と菅氏は真っ先に手を上げた。
菅氏を舞台に引きずり出すと、小沢氏は自分は出馬せずに子飼いの前原氏を出馬させた。マスコミは根拠もなく、前原氏のことばをそのまま引用して同氏が小沢氏の下を離れてきたと書きたてた。これは、小沢氏が前原氏の敗北をある程度予想していたから打った手だと思われる。この作戦なら、代表戦で前原氏が負けても自分に悪い影響が及ばことはない。しかも菅氏への反対票は相当多く出るはずだから、彼の党内における影響力はさらに低下するはずだ。また可能性は少なくとも前原氏が勝てば菅氏を完全に葬り去る事が出来る。何れの結果にせよ、小沢氏は自分が出馬しないことで、菅氏に「引導を渡す」ことに成功できるのだ。
菅氏の「政治生命」を奪ってしまえば、民主党の中で小沢氏に対抗できる力量のある実力者はいない。党内の多くは、前原氏が一時的な新風を起こす事が出来ても今後、「右と左の寄り合い所帯」である民主党の舵取りに苦しんで下手をしたら任期の1年はもたないと見る。たとえ、何とか再選を果たすことになろうと、次の国政選挙が視野に入ってくる時期には、勝つために「強いリーダー待望論」が出てくるはずだ。いや、出てこなければ、小沢氏は何らかの妙手を使って出さすだろう。
民主党、特に小沢さんの動きにこれから大いに注目する必要がありますよ、皆さん。
コメント
Unknown (匿名希望)
2005-09-19 02:26:05
前原誠司は、小沢一郎とは仲良くないと思いますが。
前原誠司で警戒すべきはむしろ「日本会議」との繋がりかと。
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