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キリスト教民主同盟ホームページ
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メルケル氏“意外”善戦 与野党党首がTV討論 独総選挙
【ベルリン=黒沢潤】総選挙を二週間後に控えたドイツで四日夜、次期有力首相候補のシュレーダー首相(社会民主党)と、野党キリスト教民主同盟(CDU)のアンゲラ・メルケル党首による生中継のテレビ討論が行われた。主要争点は低迷するドイツ経済や税制改革、トルコの欧州連合(EU)加盟問題など。全体として、「メディア対応型首相」とも称されるシュレーダー首相が優勢を保ちつつ議論を進めたが、当初、劣勢とみられたメルケル氏の善戦が目立った。
米国を参考にしたドイツのテレビ討論は、二〇〇二年の前回総選挙直前に行われた討論に続き、今回で二回目。九十分間にわたり、四人の司会者の質問に二人が回答する形で議論が進められた。
焦点の経済問題では、メルケル氏が11・4%の国内失業率(八月現在)を前提に「首相が進める構造改革(アジェンダ2010)では、今の(停滞した)経済状況を変えられない」と強調。これに対し、シュレーダー首相は「この三年間でドイツが世界最大の輸出大国になった事実を見過ごしている。これは構造改革のたまものだ」と述べ、経済回復に自信を示した。
税制面では、メルケル氏が「公正な制度を構築するためにも、さまざまな税控除や補助金を廃止する」と述べ、複雑な税制を簡素化する方針を提示。首相はこれに対し「そうした政策では、夜間や休日に勤務する看護師や警察官、消防士などが他の職に移ってしまう」などと批判し、慎重な改革が必要と訴えた。
一方、トルコのEU加盟問題について、首相は「欧州にとって、地政学上の観点からも(加盟は)必要」との立場を強調したのに対し、メルケル氏は欧州諸国によるEU憲法の批准作業が頓挫している現状を踏まえ、「トルコに過度な期待を抱かせるのは無責任」と批判し、「特権的パートナー」にとどめるよう主張した。
放映直後のドイツ公共放送ZDFの世論調査によると、“メディア慣れ”したシュレーダー首相が優勢を保ったが、当初劣勢とみられたメルケル氏について、回答者の54%が「予想よりも善戦した」と答えてシュレーダー首相(18%)を大きく上回り、有権者に大きくアピールした。
(産経新聞) - 9月5日15時22分更新
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