★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK14 > 681.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
藤原新也氏のHPより、「talk」の部分を引用。「ウーパールーパー」とはどういう意味でしょうか? どなたか教えてください。
小泉が外交下手といっておられますが、彼は所詮、ロックフェラーの極東代理人ですから、仕方がないことではありましょうが・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2005/09/15(Thu)
ウーパールーパーがナメコ団子状態とかけて平成国民と解く
http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php
竹中平蔵さんは以前朝日新聞の書評委員をやったとき、毎週顔を合わせていた人だが、印象としては「ほんとに口が上手なお方」である。しかしどちらかというと、どことなくお人好しの感じが漂っていてしかも押し出しの強い人ではなく、私としてはなかなか好感が持てたのだが、先だっての岐阜の応援演説を見ると絶叫調で「あの人(野田聖子)にもう帰るところはありませんからね!!」などあの当時では考えられないほどエキセントリックな物腰を身につけていて驚いた。
政治というものは人を変えるものである。
というより彼が大蔵大臣になってからのたび重なる(抵抗勢力)と言われる人たちからの激しいバッシングがある種のトラウマを形勢し、人格を微妙に変えたものと思われる。
その竹中さんのことだが、彼のいとこが経営する広告代理店が作った「郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略」なる内部書類が私のメールに入ってきた。
ちょっと拾うと「構造改革のうち、ネガティブに捉えられているそれ、との類推を極力さけるとともに、可能な限り、それを想起させないこと。道路公団民営化、年金問題に関してのプロセスを想起させないコンテンツの形勢」など、年金問題はさておいて道路公団民営化をもあたかも失敗のようにマイナスイメージとして捉えているのが面白い。
「コアターゲットは主婦、シニア層」というくだりもある。
有識者や有名人の起用では佐藤雅彦(確か広告ディレクターだったか)からテリー伊藤まで盛りだくさんである。この企画はどうやら新聞のフライヤー用(折り込み冊子)のもののようだが、その編集長に元宝島編集長の大嶋賢洋を起用するとある。
この書類がどの程度今回の選挙結果に影響を及ぼしたかは不明だが、ざっと読んでみると基本的には政府は国民のIQレベルをかなり低いものと見なしているようだ。そしてそういったIQの低い庶民をいかに啓蒙するかということに主眼が置かれている。
これは今回の選挙結果に鑑みるに自民党が当初から的を得た対国民観測をしていたということになるし、残念ながら私もそのレポートの観測に納得せざるを得ない。日本人の民度およびIQは平成の世の中に入ってますます低下の一途をたどっているからだ。
自民党の諸氏は民意民意とさも神様のご託宣のように持ち上げているが(内心彼らはIQが低いと思っているのだが)テレビの街頭インタビューなどでその民意のサンプル諸氏がしゃべっているのを聞くと、ほとんどあの目の退化したかに見えるウーパールーパーのようにうすらぼんやりとした意見が空中を漂っているばかりである。
こういった意志薄弱な連中に「合意形成戦略」のような洗脳システムが機能すると、ちょうど傾いた瓶からドバドバとナメコの固まりがズリ出るように、なだれ現象が起きるということだろう。いわばこういったウーパールーパーがナメコ団子状態となったムーブメントが今回の選挙結果として表れたと言える。
もう一つ特筆すべきことは主婦層をターゲットと明確に言っていること。
昨今、老も若きも男性が女性の意見に引きずられる儚い存在になっていることをちゃんと見抜いている。女を引っ張ればウーパールーパー男は金魚の糞のようについてくる時代なのだ。
刺客に大量のキャリアウーマンを起用したもの、この主婦層の共感を煽るための計算が働いている。
小泉が女を重用しているということではなく、戦略にすぎない。
ヒモとまでは言わないが前回の選挙で女で味をしめた小泉にとって女はあくまでこの上なくおいしい駒なのである。つまり田中真紀子の例を見れば使い捨ての駒の末路もわかろうというもの。
それにしても同じことを二度やってまたもフィーバーしてしまうこの平成国民のボケぶりは麻薬の反復常用者の行動に近しいものがある。政府の戦略機関がIOが低いと見なしている所以だ。
まあこのように、手練手管の戦略で敵を手玉にとった小泉だが、善良な国民としてはひとつだけふがいないことがある。それはなぜこの希代の計略家がこと外交になるとその能力を発揮できないかということだ。
内には強く外には脆弱。
これが小泉の最大の欠陥だろう。
徳川400年の鎖国はいまだに外交下手の日本の下地となっているという観測は小泉政権にもあてはまることだ。
常任理事国加盟。
日中関係。
日韓関係。
北朝鮮拉致問題。
北方領土。
等々。
あの計略家の小泉がなんの成果も出せないばかりか失敗続きだ。
私としては、たかがお坊ちゃん民主党ではなく、3000年の計略国家中国や横紙破りの北朝鮮を手玉に取ってほしいのだ。ただアメリカの影に隠れて遠吠えしているだけでは困る。
いやひょっとしたら彼の外交というものは内政の地盤固めの手段に過ぎないのかも知れない。北朝鮮拉致問題がそのよい例だ、金正日に手玉にとられながら、居住まいを正してその後ろ姿を見送るような屈辱的な姿をさらしたのも、彼が拉致問題を外交ではなくひとつの国内向け人気取りの駒としてしか捉えなかったからではないか。
そのことは「拉致問題使い捨て」の感のある今回の選挙に濃厚に現れている。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK14掲示板