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【「ジュンちゃーん」】’05衆院選:「12対1」の衝撃 民主、女性票つかめず /千葉 【cf.ブッシュ&ケリー】
◇政権奪取に課題山積−−イメージ一新、「指南書」も効果なく
「ジュンちゃーん」
投票前日の10日夕。小泉純一郎首相を一目見ようと、JR鎌取駅前(千葉市緑区)に約2万人が集まった。カメラ付き携帯を一斉に掲げる若い女性たち。年代を問わず女性の姿が目に付いた。
一方、民主党の岡田克也代表。4日夕、JR千葉駅前の街頭演説で、足を止めた聴衆は男性が多かった。「カッちゃーん」との黄色い声援は聞かれなかった。
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女性支持率の低迷に悩んできた民主党。歴代代表はスタイリストをつけるなどの工夫を凝らし、岡田代表も「家庭を支える良き父親像」を売り込もうと、夫婦でテレビ出演するなどの努力をした。しかし、今回もその弱点は克服できなかったようだ。
毎日新聞の出口調査によると、県内13選挙区で、男性の42・3%が民主党候補者に投票したのに対し、女性は36・8%で5・5ポイント低い。増税や年金問題などが男性サラリーマンの心をとらえるのに成功しながら、主婦など女性の支持がつかめていないことが浮かび上がる。
国内外で、女性票獲得は大きな選挙戦略になりつつある。04年の米大統領選ではブッシュとケリー両氏が女性票獲得にしのぎを削った。男性に比べ、投票政党を変える傾向があると指摘されるためだ。
《投稿者の挿入〜参考です》
手元にある資料によると、アメリカ大統領選では、
男性 ブッシュ54% ケリー45%
女性 ブッシュ47% ケリー52% です。
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民主党は菅直人代表(当時)の03年衆院選で、女性票獲得の指南書も作成したが、今回も生かされたとは言い難い。例えば、選挙チラシ。マニフェスト(政権公約)を中心に詳細に書かれてはいるが、女性支援者からは「チラシの字が多過ぎて、敬遠される。自民党の方が演説やビラが分かりやすく、どう見てもらうかという発想があった」との声が出ている。
3区で落選した岡島一正氏も「分かりやすく政策を伝えたつもりだったが、『分かってもらえるはず』という思い込みこみがあった」と打ち明ける。
自民党は郵政問題を「入り口」にして政治参加の道筋を示し、票を上積みした。民主党は「郵政改革の中身」を問うあまり、自民党の呼び掛けに呼応した有権者の気持ちがつかめなかった。
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「お疲れ様でした」。小選挙区で唯一勝ち残った野田佳彦氏は、選挙後も毎朝、船橋市の駅で有権者に頭を下げ続けている。「お疲れ様」と言葉を返し、握手を求める女性も多い。地道な街頭活動を欠かさない野田氏のみが「小泉台風」の猛威に耐えきった。
民主党を全面的に応援した連合千葉の黒河悟会長は「政策を説明するだけでは政権は取れない」と自省を込めて語る。
映像メディアに敏感で、揺れ動きやすい主婦層や、「1か0かの明快な回答」に反応する若年層。今回、自民党に侵食された無党派層という「巨大な塊」をどうつなぎとめ、奪い返すのか。民主党が次期衆院選までに克服すべき課題は多い。【森禎行、山縣章子】
9月14日朝刊
(毎日新聞) - 9月14日16時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000063-mailo-l12
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