★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK14 > 612.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu102.htm
--------------------------------------------------------------------------------
自民党、公明党が衆議院の議席3分の2を支配した。
このことについて、メディアは思考停止を続けている。
2005年9月15日 木曜日
◆憲法第58条2項 〜スターリン党への変貌〜 9月14日 宮崎学
http://miyazakimanabu.com/archive/2005/09/20050914.htm
自民党、公明党が衆議院の議席3分の2を支配した。
このことについて、メディアは思考停止を続けている。
問題は、メディアが言うような「改憲の発議」とか「参院の議決の無効化」というナマッチョロイ話しではない。
第58条 両議院は、各々その議長その他の役員を選任する。
2 両議院は、各々その会議その他の手続及び内部の規律に関する規則を定め、又、院内の秩序をみだした議員を懲罰することができる。但し、議員を除名するには、出席議員の3分の2以上の多数による議決を必要とする。
これが3分の2の議席占有の威力である。こうなるとどうなるか。
つまり言えることは、自らに逆らうものは、実体的に殲滅するという「論理」の純化がはじまる。自民党内にとどまらず、その矛先は民主党の一部にも向かうであろう。そうするとである、議員が「職業」、つまり就職としてとらえているような意識水準の議員はひとたまりもなく寝返ることとなる。
それでも抵抗する者には、難クセをつけて議員の首を切ればいいということになる。これは法的には何ら問題はない。
こうして、平成型翼賛政治が完了する。そしてこの翼賛は、社会的にはそれぞれ内部に問題を抱える、警察、検察が下支えすることになる。
まあ、ワシはこう見とる。
こうなると「この国は捨てる」と宣言していたワシとしては、ザマー見ろという気分ではあるが、小泉ごときにシッポを巻いて逃げたとなると面白くない。日本に踏みとどまり、小泉との最終戦争をやってみたくなった。
君子豹変である。
この言葉の意味は、豹変してこそ君子であるということである。
(私のコメント)
小泉信者のサイトを見ると勝った勝ったと大喜びだ。教祖様が絶対権力を握ったのだから喜ばなければ教祖様から粛清される。独裁政治の怖いところは誰も独裁者を止められなくなる事で信者同士が監視しあうようになる。スターリン時代のソ連や北朝鮮の金正日のような、よく似た光景が国会内で見られるようになるだろう。しかしスターリン型の独裁政治がどのようなものかは日本人は知る由もない。
マスコミによる大衆煽動工作がこれほど上手くいくとは思ってもいませんでしたが、小泉独裁政権の成立の責任はマスコミにある。これと同じことは戦前でも行われた事であり、日本が開戦したのもマスコミの煽動工作が行われた結果だ。日本人はなぜこれほどマスコミの煽動に弱いのかわかりませんが、自分で考える事をせず、新聞やテレビの言う事をそのまま信じてしまうのだ。
私がいくら「株式日記」で郵政民営化はまやかしだと書きたてたところで読者は5000人程度しかいない。テレビでは10%の視聴率として1200万人の人が見ている。どのチャンネルをひねっても小泉チルドレンの学者が同じことを言って洗脳するから、視聴者はおかしいとも思わなくなる。「郵政民営化賛成か反対か国民に問いたい」と言うだけで国民はその催眠術に罹ってしまった。
どのテレビを見てもどの新聞を見ても小泉首相のクールビズ姿が映し出される。どこかの国の独裁国家にこのような光景はよく見られる。小泉信者のサイトやブログなどを見ると小泉首相のレトリックに引っかかって小泉首相の改革への意欲を絶賛している。しかし4年余りもの間に小泉首相はどれだけ改革したのか。独裁政権へ改革したのが一番の功績だろう。スターリン型の独裁政権はこれからどうなるか次のブログを見てほしい。
◆小泉劇場は続く − 次に抵抗勢力として粛清されるのは麻生太郎 9月15日 世に倦む日々
http://critic.exblog.jp/3472052#3472052_1
野田聖子は実は小泉政治の今後にとって最も重要なキーパーソンなのである。その意味は別稿で詳しく述べよう。その前に総裁選の話から始めなくてはいけない。小泉首相は大勝利から一夜明けた12日の会見で次の内閣にはポスト小泉の実力者を揃って入閣させると発言した。実はこれは小泉首相の恐ろしい罠である。その報道に続いて、麻生太郎と谷垣禎一の二人がテレビに映って嬉しそうに顔を綻ばせてコメントしていた。いよいよ次は俺かと胸を高鳴らせていたに違いない。私は苦笑してしまった。彼らは総理総裁になるのではなく、次の「抵抗勢力」になるのだ。思い出して欲しい。小泉首相の演出政治、いわゆる小泉劇場にはパターンがある。決まった法則がある。それは抵抗勢力である。小泉改革に対する抵抗勢力。必ず抵抗勢力を作り出す。悪の抵抗勢力を正義の小泉改革が国民の力を借りて滅ぼす。それが小泉首相の演出政治である。麻生太郎、谷垣禎一、与謝野馨、このポスト小泉連中が手を挙げて入閣する。手を挙げた者が粛清される。
私の予想では恐らく麻生太郎が次の生贄になる。野中広務、亀井静香、小林興起に続く新たな「抵抗勢力」の象徴として祭り上げられて、「小泉改革」の標的にされ討滅される運命になるだろう。今回のポスト小泉入閣人事は悪魔の謀略の布石なのだ。一年後に総裁選が始まる。誰もが麻生、谷垣、福田、安倍、その辺の戦いになると考える。そして小泉首相がこの中で誰を後継総裁に指名するのだろうかと予想を巡らす。本命は誰、穴馬は誰、と二十年前の中曽根康弘の後継総裁選びの時の竹下登、宮沢喜一、安倍晋太郎の三人のレースを思い出す。忠誠競争をしたり独自色を打ち出したりして、実力者の間で競争が始まり、最後は小泉首相が意中の人物を指名して後を託すものと考える。小泉首相は惜しまれて引退すると考える。が、そうはならないのだ。違うのだ。総裁選の前哨戦が始まり、実力者たちの立候補が確定的になった頃、横からスッと手を挙げる意外な人間が出て来る。私はそれが野田聖子だろうと思うが、別に野田聖子でなくてもよい。
誰でもよい。小池百合子でもよい。例えば小池百合子にしよう。小池百合子が手を挙げて、「私も総裁選に立候補します」と宣言するのだ。誰もがあっと驚く。そして実力者たちは「おいおい、そんな話はないだろう」と文句を言い出す。サプライズ。そこで小泉首相が登場して言うのだ。「私は小池さんを支持します」。小泉マジックである。そして総裁選を話し合いではなく公選に持ち込み、例によって街頭に立って全国の自民党員に訴えるのだ。「何で女じゃ駄目なんですか、何で男じゃなきゃいけないんですか」「女性にだってできることはありますよ」「何で党員歴が長くなきゃ総裁ができないんですか、当選回数が多くなきゃ総理大臣の資格が無いなんておかしいでしょう」「私はそういう自民党の古い体質をぶっ壊すと国民に約束したんです」「皆さん、ぜひ自民党に入党して小池さんに一票入れて下さい、皆さんの力で小池さんを新しい総裁にして下さい」「女は駄目なんて言っている抵抗勢力はこの小泉が許さない」。どこかで聞いた話である。いつもの話と同じである。
こういう具合になる。小泉首相が推す女性候補の前に立ちはだかったポスト小泉の実力者は、抵抗勢力のレッテルを貼られ、古い自民党の象徴としてマスコミの集中砲火を浴びる。そういう悪役にぴったり嵌るのが麻生太郎なのだ。あの顔なのだ。これから半年の間に小泉首相は党内に新抵抗勢力を作るだろう。増税問題か、農協民営化か、NHK民営化か、何か大きな政策上の争点を作って党内に対立を生ませ、「小泉改革」に抵抗する勢力をわざと作るように仕向けるだろう。そして自分は9月に完全に隠居すると明言して、ポスト小泉の実力者を安心させるだろう。反小泉の心情は今でも自民党内に燻っている。小泉引退後は「小泉改革」とは別の路線で元の自民党の和気藹々の集団に戻ろうという声は必ず上がる。そして実力者が必ず担がれる。担がれた人間が粛清の標的にされるのである。小泉首相の腹の中は院政支配体制であって、隠居や引退では毛頭ないし、小泉政権の基盤の一角であるマスコミが引退を許さない。ブッシュ政権も許さない。
演技をするのだ。演技をして巧妙にポスト小泉の実力者である麻生太郎を抵抗勢力の旗頭にしてしまうのである。そして粛清するのだ。小泉政治には必ず小泉改革に反対する抵抗勢力が必要である。党内に政敵を作り、誰かを常に抵抗勢力にして粛清劇を続けなければならない。マスコミの力と大衆の力を使って抵抗勢力である政敵を討滅し粛清するのだ。それが小泉首相の演出政治の手法であり、抵抗勢力が惨めに粛清される度に、マスコミは「小泉改革」が一歩前進したと言って賛美するのである。こういうシナリオになる。一年後に総理総裁になるのは間違いなく女性である。そしてそれは小泉純一郎の操り人形の傀儡総理である。カネも人事も政策も全て小泉純一郎が握る。総裁選の余波は抵抗勢力の役を回されたポスト小泉の実力者の脱党に及び、党内からまた派閥の影響力が削がれる。弱小派閥は解散に追い込まれるだろう。このやり方、何かに似てないか。誰かのやり方を思い出さないか。党内にわざと敵を作って粛清し、粛清の中で権力を強める。
そう、スターリンのやり方である。来年の自民党はソ連共産党になる。
独裁国家によく見られる光景の写真
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK14掲示板