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“小泉劇場”主舞台「東京10区」 術中はまった小林氏 【産経新聞】
http://www.asyura2.com/0505/senkyo14/msg/472.html
投稿者 愚民党 日時 2005 年 9 月 14 日 01:52:46: ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: 自民党が圧勝した総選挙…(そのこころは)─「毎日新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2005 年 9 月 14 日 01:11:14)

“小泉劇場”主舞台「東京10区」 術中はまった小林氏
地元も分裂…区議「つらい」


 「小泉劇場」の主舞台となった東京10区で、八月八日の解散から一カ月余、取材を続けた。自民が二百九十六議席を得た歴史的圧勝から一夜明け、練馬区役所の正面にある小林興起氏(61)=新党日本=の後援会事務所に、警視庁の捜査員七人が入った。公選法違反(詐偽投票)容疑で私設秘書二人が逮捕されたことによる家宅捜索。なんとも象徴的なエピローグでもあった。

 衆院解散後から、小林氏は終始、小泉純一郎首相が“演出”する「劇場型政治」を批判してきた。「やってはならない選挙であり、踊らされていてはいけない」「有権者の方々も必ず目を覚ます」「こんなバカバカしい選挙がありますか」

 しかし、振り返ると、小林氏は自ら小泉劇場の舞台の中央に敵役として立ち続けた。郵政民営化法案の衆院採決では反対の青票を高々と掲げ、環境相の小池百合子氏(53)が東京10区の対抗馬に決まると、長野県知事の田中康夫氏(49)を代表にかついで新党を設立した。

 こうした動きが、旧来からの支持者を遠ざけた。選挙戦の最中、陣営の中でも意見は分かれていた。小林氏の実弟で政策秘書の壮貴氏(57)は「無所属でいくか、新党を結成するか。個人的な気持ちとしては半々だった。ただ、無所属で出ることによってメディアに抹殺されることが怖かった」と語った。舞台から降りることへの恐怖感が消えず、演出家の術中にはまったようにみえた。劣勢に追い込まれた陣営の焦りが、選挙違反を呼んだのだろう。

 メディアの取材は絶えなかった。支持を訴える小林氏に握手を求める有権者が取り囲み続けた。小林氏も投開票当日の朝、「いままでにない手応えを感じる」と話していた。だが、得票は小池氏の半分に満たず、民主の鮫島宗明氏(61)にも届かなかった。支持者の一人は「冷静に考えると、小林さんの行動は相手を際立たせるだけだったんじゃないか」と振り返った。

 これまでは小林氏を支持してきたが、今回は小池氏に投票したという練馬区の主婦(64)は「小林さんは自民党だから投票してきたのだから、別の党に移ってもついていこうとは思わなかった」と話し、「私のような人が多かったのかもしれないけど、小池さんや自民党が、これほど大勝するとは思わなかった」と続けた。日本中で、同様の感想が聞かれた。

 十二日正午すぎ、家宅捜索を終えた捜査員が段ボール箱を手に事務所から出てきた。その一時間後、池袋駅西口にある小池氏の選挙事務所で支持者ら約百人を集め、当選報告会が行われた。小池氏は「東京10区の地に足をつけた形での当選となりました」と話し、大きな拍手を受けた。元法相で自民党豊島支部長の田沢智治氏(72)も「ほぼ予想通りの結果。都議や区議がしっかりと動き、小池氏も地元にとけ込むよう努力した結果」と満足そうな表情を浮かべた。

 しかし、中には複雑な表情を浮かべる都議や区議もいた。ある区議は「今回の選挙で、自分の後援会も分裂した。次は自分たちの選挙を考えないといけない。衆院選より、こっちの戦いの方がつらい。興味は全然持ってもらえないと思うけど」と話した。

 小泉劇場はすさまじいばかりの結果を生み出した。だが、地元や有権者はその結果にまだ、戸惑っている。大量得票がどう国の行方や個々の生活に結びつくのか。本当の評価はこれからだ。(豊吉広英)


http://www.sankei.co.jp/news/morning/13na1002.htm

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