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日本の暗黒時代
自民大勝は日本暗黒時代のスタ−トである。
小泉純一郎は織田信長が好きらしいが、藤沢周平は「信長ぎらい」というエッセーを書いている。
そして、比叡山の焼き討ちをはじめとする殺戮を次のように非難しているのである。
「こうした殺戮を、戦国という時代のせいにすることは出来ないだろう。ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺、カンボジアにおける自国民大虐殺。殺す者は、時代を問わずにいつでも殺すのである。しかも信長にしろ、ヒットラ―にしろ、あるいはポル・ポトの政府にしろ、無力な者を殺す行為をささえる思想、あるいは使命感といったものを持っていたと思われるところが厄介なところである。権力者にこういう出方をされては、庶民はたまったものではない」
自らを虐殺≠キる者に拍手を送る。
熱に浮かされた国民は信長やヒットラ―の「改革」を信じ、そして自滅していった。
日本の国民も同じ道をたどるのだろう。
私は今度の解散を、小泉による無理心中解散≠ニ名付けたが、心中という言葉に溺れたのかもしれない。
今回、改めて、ヒットラ―の『わが闘争』(平野一郎、将積茂訳、角川文庫)を読み返して、小泉とのあまりの類似に慄然とした。
いくつかを拾ってみよう。
「民衆の圧倒的多数は、冷静な熟考よりもむしろ感情的な感じで考え方や行動を決めるという女性的要素を持ち、女性的な態度を取る」
「宣伝は一方的な発言だ。一つの事を真っ直ぐに強調して言え。宣伝は大衆に対してのみ行え」
「民衆の心を獲得することは、目標の敵対者を絶滅させる場合にのみ可能である」
「優秀な民族に産児制限をしたりすべきではない。劣等な民族が滅びていけばいいのだ」
「優秀な民族が増えると国土が足りなくなるが、それは侵略によって増やすべきかもしれない。日露戦争における日本の役割をドイツがすれば良かった。経済発展によって国を活性化させることも重要だが、軍事力なしで繁栄するなどと考えてはならない」
私はこれから激しく小泉ヒットラ―と対決していくつもりである。
佐高 信
東京スポ―ツ 05 9 13
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