★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK14 > 421.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu102.htm
--------------------------------------------------------------------------------
国際金融市場で、日本の指導層(中央官庁も含め)が
虎の子の郵便貯金なくして自国の通貨を守れる筈がない
2005年9月13日 火曜日
◆ヒットラーも「改革を止めるな」と言っていた。 9月4日 最新の事故と安全技術
http://blogs.dion.ne.jp/tabigarasu/archives/1811296.html
ムッソリーニも然り。一度会津の白虎隊の墓のある飯盛山へ行って見られよ。ファッシズムの時代にローマから贈呈された馬鹿でかい記念碑を見ることが出来る。誇大妄想で酔っている指導者は危いことの証拠である。
ところで本日、岩波新書の「人民元・ドル・円」を読みきった。日本軍は約束手形(軍票)と通貨との違いが判らず、交換性の高い中国共産党の通貨に敗れた。これが敗戦の真の理由である。
この状況は今も変わっていない。このオイルマネーが狂奔する国際金融市場で、日本の指導層(中央官庁も含め)が虎の子の郵便貯金なくして自国の通貨を守れる筈がない。日本人はそれほど進化していない。
伊では少し政治がおかしくなると金・銀製品が売れる。元来権力に擦り寄る奴らを市民は信用していない。東欧ではいまだにスイスフランが国際貿易の決済に使われる。お金の世界は独特の才覚のある民族が牛耳る。日本人はお金というものが判っていない(脚注)。戦前と余り変わらない。青森の三内丸山遺跡からはお金が出てこない。これは2000年の歴史の差だ。理想論に基ずく改革は避けた方がよい。虎の子を失うことになる。欧州ではユーロの基盤として膨大な貴金属の蓄積がある。日本には金・銀を通貨の代替とする習慣がないから、円が一旦崩れると大混乱を招く。くわばら、くわばら
◆やはり全体主義の足音が!9月12日 最新の事故と安全技術
http://blogs.dion.ne.jp/tabigarasu/archives/1811296.html
一党独裁はもはや民主主義ではない。遠因は中国の恫喝だろう。対外問題にこのほど敏感な国はない。しかしドイツ国民がヒットラーに簡単に騙されたように、今回は国民が小泉氏の手品に完全に騙された。これは両者の演説を分析をして見ればすぐ判ることだが、随所に「未来のために」という言葉が出てくる。人間が使う言語の最大の弱点は時間軸の転換の表現が非常に難しい点だろう。一般の方は簡単に騙される。実際のところ絶対に実現しない永遠の未来のためなら人はどんな犠牲でも厭わない。この言語の欠陥を補完するために欧州語では接続法のように動詞文法(時制)を発展させてきた。日本語は特にこの時間軸の識別能力が弱い。今後知識層に求められる使命とは仏教哲学(或いは神学)をよく学んで、教育やその他の現場へ生かしてゆくことだろいう。特に自力、他力等の仏教用語の理解が重要だ。
話しは本題に戻るが安全・環境問題の本質とはこの「時間軸変換の問題」に他ならない。微小なリスクが顕在してゆくプロセスは時間の誤解から発生する。再度繰返すが、これを人間の失敗と捉えるだけでは本質に迫れない。これからは知識教育だけではなく、仏教哲学(キリスト教神学)をやさしく教えることも必要だ。
(それにしても民主党の無能ぶりには失望した。もう少しましな政党人がいないの?)
◆裏切られる改革への渇望 9月12日 報道写真家から
http://blog.goo.ne.jp/leonlobo/e/46bab361ecea29c2db344ed8ea7f1eee
今回の小泉戦略とは、プチ・マインド・コントロールだったのかなと思う。わかり易く、短いセンテンスを、とにかく繰り返す。内容そのものはない。ない方がいいのだ。しかし、センテンスを連呼するだけで、民衆をコントロールすることなどできない。一定の前提がなければならない。その前提があったということだ。
僕は常々、日本人は極度のフラストレーション状態にあると感じている。海外では、貧しくとも、のんびりした大らかな空気に包まれ、とても居心地よく感じる。でも、日本に帰ってくると、豊かなのに、何か日本人はいつも不満を抱いているように感じる。この十数年来、常にそう感じてきた。数字では、世界一豊かなはずなのに、まったく豊かさ感がない国。犯罪は増加し、凶悪化、低年齢化している。海外の犯罪は単純明快だ。貧しくて食べられない、だから盗る。日本の犯罪には、ときおり理由の解らない不気味さを感じる。日本全体にドロドロとした不満の塊があるように感じる。
そんな状況の中で、日本人は、何かを変えたいと感じているのだと思う。何でもいいから、少しでもいいから、この窒息しそうな日本を変えて欲しい。変革を実感したいという渇望が、冷静な判断を阻害している。それを”知的衰弱”と言ってもいいのかもしれない。
そんな日本人に、小泉首相は、改革、改革とバカに見えるほど連呼した。中身がないから連呼するだけと思ったのは、浅はかだった。今になって思えば、計画的な戦略だったと感じる。たまたま思いついたのではない。どこかの学者か専門家が分析し戦略を立てたのかもしれない。本人もマスメディアもびっくりするほどの効果を発揮してしまった。選挙区制のマジックもあるが。
加えて、民主党の戦略のなさも追い風だった。民主党は、政権を獲りたいという、はしたないエゴを隠そうとしなかった。これは日本人には受けない。
小泉自民は、ぐつぐつと沸騰する日本人の変革への渇望を実にうまく利用したと言える。しかし、変革への渇望は、言うまでもなく満たされることはない。これから、どんどん悪くなるのだから。煮えたぎる渇望が裏切られたと知ったとき、日本人はどういう反応をするのだろうか。
小泉首相は、大勝利にもかかわらず来年9月の任期で辞めると宣言している。いずれ自身にふりかかる国民の非難を理解しているのか。保身には抜かりのない男だ。
◆自民、歴史的圧勝がもたらすもの 9月12日 報道写真家から
http://blog.goo.ne.jp/leonlobo/e/9ac90658d63507accc482262bcdc4f03
「郵政民営化」の危険性について警鐘をならしてきた多くの人が、国民はこの4年で、小泉改革の何たるかを理解している、と判断していた。選挙において国民は適切な判断を下すはずだ、と。たとえマスメディアの力によって勝つにしても、圧勝はないと見ていた。ところが結果は、小泉大応援をしてきたマスメディアも予想しなかった圧勝だ。誰もが驚く結果だ。もちろん、僕もだ。
しかし、こうした事態を早くから、現代日本人の精神的特性から、予測していた人もいる(引用の引用で申し訳ないが、時間がないので許していただきたい)。
──「彼の二項対立は実に分かりやすく、『小泉=改革=善』対『抵抗勢力=旧守=悪』という『善対悪』の価値評価の図式は、今も暗黙のうちに人々に影響を及ぼしている。これは、小泉首相のレトリックの力にもよるだろうが、一方で、日本社会の側に、複雑な思考に絶ええなくなっており、ひたすら『わかりやすさ』を求めているという知的衰弱があるのではないか。昔は、あまりにも単純なスローガンに対しては、もっと意地の悪い猜疑の目が向けられていたように思うのだが。『誘導されやすさ』が現代人の最も顕著な精神的特徴となっているのではあるまいか」──
(『世界』九月号、「小泉支持率にみる知的衰弱」一九七頁。八幡洋:八幡心理教育研究所所長、臨床心理士、作家)
この分析の正しさを、ある程度認めざるを得ない。日本人は疑うことを止め、この4年間で日本がどうなったかさえ理解できていない。マイケル・ムーア監督は、自国民を”Stupid White Men”と揶揄したが、日本人は”知的衰弱国民”と呼ばなければならないのか。
今回の結果を受けて、小泉首相は今まで以上に、爆走することになるだろう。それが意味するものは、アメリカの財政赤字と戦争、減税のファイナンス以外の何ものでもない。アメリカのイラク戦争の戦費は、現在137兆2000億円。最終的には、300兆円に達するとも予想されている。アメリカの財政はとっくの昔に破綻している。この戦費を自国で賄うことはできない。外国にファイナンスしてもらわなければならない。これだけの巨費をファイナンスできるのは、日本以外にない。ブッシュ政権は、日本のお金を当てにして、アフガニスタンとイラクを侵略し、大勢の市民を殺戮してきた。これで、アメリカの軍事力と日本の金融資産が合体することになる。
今回、日本国民はとんでもない選択をしたことになる。
自分たちの生活を犠牲にして、アメリカの戦争を支え、アメリカの金持ちの生活に奉仕するのだから。
マスメディアは、そのことを知った上で小泉自民を大応援した。今回の、”ありえない歴史的圧勝”は、政府とマスメディアの常軌を逸した連合が起こしたものだ。マスメディアは、やってはならないことを、やってしまった。これは、国民への裏切り行為だ。いずれ引き起こされる結果に、政府もマスメディアも責任を負わなくてはならない。そういう意味で、小泉首相もマスメディアも、大きなミスを犯してしまった。これだけ露骨なことをして、あとから咎めがないと思ったら大間違いだ。小泉首相は、来年9月にさっさと逃げるつもりでいるようだが。
日本国民は、自分たちが信任した小泉改革の正体を、いずれ身を持って思い知らされることになる。今後、国民生活が良くなることは絶対にない。いくら”知的衰弱”といわれても、生活が苦しくなる一方なら嫌でも眼を覚ます日が来る。ブッシュを信任した”Stupid White Men”もいま、ブッシュにNOの声を上げ始めている。
当選した方からも一言。
「明日は、たいへんなことになりますよ」亀井静香氏
「(自民に票を投じた有権者は)あとから、”しまった!”と思うのじゃないかしら」田中真紀子氏
(私のコメント)
衆議院議員選挙が予想外といえるほど自民党の大勝となり、自民党に投票した人自身が驚いているのではないだろうか。これで小泉内閣は強力な実権を持ちましたが、どんな法案も通す事が出来るようになり、さっそく武部幹事長が郵政以外の課題も取り掛かる意欲を見せていましたが、与党が三分の二以上の議席を確保した以上は憲法改正すら出来るようになった。おそらく4年以内に憲法改正は出来るかもしれない。国民が白紙委任状を小泉内閣に与えたからだ。
紹介した記事では「知的衰弱国民」と言っていましたが、多くの国民は考える事をやめて感覚でしか物事を判断できなくなってしまっている。だから小泉首相が改革を何度も何度も叫べば改革が進むと思ってしまった。郵政民営化と郵政民営化法案のすり替えに気がつかずに反対派に対して多くの国民大衆はNOという判断を下した。
小泉首相のレトリックが巧みだったというよりも国民大衆が騙されるのがバカだったという事だ。郵政の民営化法案は1000ページにも及ぶ膨大なもので首相や大臣でも全部読んで理解している人はいないだろう。わざと分かり難くすることで国民大衆には法案の中味がわからぬまま賛成か反対かと判断を強いられた。私に問題の一部を取り出して論じてきたのですが、感情的な反論が返ってくる程度で法案の中味に触れているサイトやブログは少ない。
多くの国民大衆は郵政が民営化されたらどうなるかと考えた人はどれだけいるのだろうか。郵便局が株式会社になる事だけでは済まないのだ。35万人もの郵便局員は公務員である必要はないし、特定郵便局という特権階級も無くすべきだろう。しかし郵貯や簡保の資金の350兆円の資金はどうなるのか。小泉首相や竹中大臣は民間に資金が流れれば景気はよくなるというが、国家財政はどうなるのか。保有している国債や財投債はどうなるのか。下手に処分すれば金利が上がってパニックになるだろう。
テレビ朝日のお昼の番組で民主党の河村たかし議員が出ていましたが、
http://takashi-kawamura.com/
「東京電力や東京ガスの社債を誰も借金と呼ばないのに、どうして国の債券は借金と呼ぶのか」と言っていましたが、700兆円の国債は借金ではなく資産なのである。700兆円もの国債を発行してもそれを買う国民がいる限り問題はなく、バカマスコミや馬鹿エコノミストは国債や地方債を借金があるから大変だという。
現在国債や地方債を買っているのは郵貯や簡保の資金をはじめ銀行などですが、もともとは国民の預貯金で買っていることになる。つまり700兆円の国債と言う資産を持っていることであり、たとえば私が100万円の国債を持っていれば毎年利息ももらえるし、国債を担保に金も借りられるし株だって買うことが出来る。だから国債は資産であり借金ではない。
長期国債ならば10年で期日が来ますが現金で引き出される事はなく、多くは継続される。しかし郵政が民営化されて国家保証が無くなれば郵貯や簡保は縮小して郵政は保有している国債を売らねばならなくなる。また郵貯や簡保が資金運用を外資に任せたら利回りの低い日本国債から利回りの高いアメリカ国債に買い換えるだろう。だから郵政が民営化されて喜ぶのはアメリカだ。
国の財政が国債で賄われているうちは問題はないのですが、財政再建と称して増税しようとする事は日本経済そのものを破壊しかねない行為であり、財務省のバカ官僚は増税すれば税収は増えると思い込んでいる。増税しなくともGDPが拡大すれば自然増収で財政再建は出来るのですが、GDPは512兆円から506兆円と縮小し続けている。これは経済的要因と言うよりも政治的要因で緊縮政策が行われているからだ。
国家財政は税収と国債とで賄われている限りは正常な姿であり、電力会社やガス会社だって社債を発行して会社を運営している。国家が社債を発行して運営していけないという理屈はない。株式会社でも無借金会社は例外的で多くは社債を発行して会社を運営している。日本と言う会社が赤字部門を捨てて新しい部門を立ち上げる時は資金を必要とするし、新しい部門が利益を上げるまでは資金調達の為に社債を発行する。
ではどうしたら景気回復とGDPの拡大が出来るようになるのだろうか。それは国が新しい科学技術の開発に巨大プロジェクトに資金を投入する事だ。株式会社でも新製品の開発には研究開発資金を投入して新技術で新製品を作る。ところが日本は失敗を恐れて宇宙開発一つとっても及び腰で国家的な新技術の開発に金を使っていない。バイオなどの技術も日本は進んでいたのにアメリカに追い抜かれてしまった。
さらにマスメディアの質の低下が著しい。今回の選挙もマスメディアはやってはならない事をやってしまったようだ。マスメディアは郵政の民営化も問題点を明らかにしようとはせず、むしろ覆い隠して小泉マジックを演出してしまった。権力の腐敗を防ぐためにはマスメディアの監視が必要なのですが、むしろ隠しているのだ。「株式日記」などは隠された陰謀を暴くために活動しているのですが、本来はマスメディアがすべき仕事だ。
◆日本人は知的衰弱国民になってしまった!
\\ コイズミワッショイ!! //
+ + \\ カイカクワッショイ!!/+
+
. + /■\ /■\ /■\ +
( ´∀`∩(´∀`∩) ( ´ー`)
+ (( (つ ノ(つ 丿 (つ つ )) +
ヽ ( ノ ( ヽノ ) ) )
(_)し' し(_) (_)_)
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK14掲示板