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衆院選:自民圧勝、得票率と議席数がかい離する小選挙区制
毎日新聞 2005年9月12日 10時41分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050912k0000e010020000c.html
今回の衆院選小選挙区の有効投票総数のうち自民党候補の得票の占める比率は47.8%、民主党候補は36.4%であることが毎日新聞の集計で12日、分かった。自民党は定数300の小選挙区で7割以上にあたる219議席を獲得、民主党は4分の1以下の52議席にとどまっており、得票率以上に議席数に差がつく小選挙区制度の傾向をまざまざと映し出した形だ。
今回の選挙の小選挙区の総有効投票数は、約6806万票。自民党の得票数は全国総計で、3251万票余り。一方、民主党は2480万票強で、両党の差は約771万票だった。しかし、当選者が1人の小選挙区制度では、次点以下の候補者に投じられた票は、惜敗率として比例代表の復活当選に反映される以外は「死票」となる。当選者が2人以上の中選挙区制と比べ、得票率と獲得議席のかい離が大きくなる特徴を反映、議席数で4倍以上の差がついた。
象徴的なのは、東京都のケース。都内25小選挙区の有効投票総数のうち自民党候補は約50%、民主党候補は約36%の得票だったが、獲得議席数は「23対1」だった。【金田健】
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