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(回答先: ライブドア堀江社長は落選−佐藤ゆかり、藤野真紀子両氏は比例復活 (ブルームバーグ) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 9 月 12 日 04:06:21)
郵政一本化奏功、自民に無党派の風…総裁任期延長論も
自民党は絶対安定多数を上回る大勝で、特別国会での郵政民営化関連法案の成立に自信を深めている。
小泉首相は来年9月に自民党総裁の任期切れを迎えるが、大勝により改めて党内の求心力を確保した。法案成立後に予定している内閣改造・党役員人事を自らの主導で進め、さらに構造改革を推進する考えだ。党内からは、総裁任期延長を求める声も浮上している。
今回の勝利には自民党内にも驚きの声が上がっている。
二階俊博総務局長は11日夜のテレビ番組で、「無党派層をはじめ都会の人の支持を獲得できたことが勝因だ。だいたいの見通しは持っていたが、余りにも、トータルすると数が多すぎる」と率直に語った。
首相は2003年11月の衆院選に続いて勝利した。任期中に2回の衆院選を行い、政権を維持したのは、佐藤、中曽根両元首相に続くものだ。
自民党は、ここ数年の国政選挙で民主党に押され気味だった首都圏など都市部で民主党を圧倒。全国的に民主党に勝ち、党内からは、「党勢を完全に盛り返した。歴史的勝利だ」(閣僚経験者)といった声が相次いだ。
自民党は選挙戦で、「郵政民営化に賛成か反対か」と訴える戦術を徹底した。「対決構図をわかりやすくした上で、選挙を有権者にとっての意思表明の機会としたことが、受け入れられた」(幹部)としている。
小泉首相は、郵政民営化関連法案に衆院採決で反対した前議員に自民党公認を与えずに、対立候補を擁立した。こうした候補を積極的に応援するとともに、各地の応援演説もほぼ「郵政一本やり」で貫き、選挙戦を通じて、「わかりやすい対決構図」を維持することに成功した。勝利の最大の要因は、「小泉劇場」の監督・主演役を務めた首相であることは、衆目の一致するところだ。
このため、来年9月までの党総裁任期の延長を求める声が強まる可能性がある。
首相自身は11日夜、テレビ番組で「それはない。来年9月いっぱいが私の任期だと考えている」として延長の可能性を否定した。しかし、武部幹事長は「大事な課題になる」と強調。公明党の神崎代表も「いろいろな機会に申し上げる。これだけの議席を得たのだから首相には責任がある」と述べるなど、今後もくすぶるのは確実だ。
自民党執行部は特別国会で郵政民営化関連法案の速やかな成立を図ることを最優先する方針だ。片山参院幹事長は11日夜、参院本会議で造反した自民党参院議員について、「これだけ民意がはっきり出れば、尊重してもらわないといけない」と賛成に回るよう求めた。
◆地方組織の弱体化、公明票依存も露呈◆
一方で、選挙戦を通じて自民党の抱える課題も明らかになった。
小泉首相の圧倒的な存在感で「無党派層の風」はつかんだものの、地方組織など党の足腰が弱りつつあるのは明白だ。個別の選挙区では、ベテラン候補者も含め、「比例は公明に」と訴える例が相次いだ。武部幹事長自らも、街頭演説などで「比例は自民、公明に」と訴えるなど、連立政権が発足して以来、指摘されてきた公明党・創価学会票への依存を、もはや隠そうともしなかった。
一方、自民党の大勝で、公明党内からは与党内での埋没を懸念する声も出ている。
(2005年9月12日3時51分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050911i123.htm
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