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独裁政権は必ず潰れる。だが潰れるまでが問題だ
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投稿者 黄昏時のパルチザン兵士 日時 2005 年 9 月 29 日 18:41:20: WCbjO5fYf.pMQ
 

また失われた10年の始まり

小泉クレ―ジ―首相にひれ伏す記者会見場の自民党幹部たちの奴隷のような姿を見て心から心配になってきた


小泉首相は1年で辞めるというが、ポスト小泉に操り人形を作って次の選挙までの間にやりたい放題のデタラメ政治をやられたら、その時、国民は、後悔しても始まらない。全く取り返しのつかない選択をした選挙民の愚鈍


この一枚の写真が、今の寒々とした日本の政治を象徴している。衆院選圧勝の記者会見(12日)を終えて、得意満面の小泉が自民党本部の会見室を退出するシ−ンだ。
参院の青木議員会長、片山幹事長をはじめ、居並ぶ自民党の幹部たちがヒレ伏しているように見える。実際は「会見が終わって立とうとした瞬間」らしいが、まるで奴隷のような姿がごく自然に思えてくるから不思議だ。
「自民党内にはもう小泉首相に文句を言う人間はいなくなり、全員が小泉追随のイエスマンです。もう彼は絶対者です。永田町には小泉崇拝者まで出てきている。小泉さんは天才だと賛美する議員まで出始めた。やがて『首相さま』だの、『将軍さま』だのと言い出しかねない気配さえあります」
これは政治評論家・森田実氏の警告だが、うなずくしかない。「子供じゃあるまいし」と思うのだが、喜々として小泉研修≠受ける新人議員たちの群れ。一方では幹部たちが造反議員の処罰で、小泉の顔色をうかがいながら、残党狩りのようなことをやっている。
まったく北朝鮮の独裁恐怖政治を笑えない政治状況だ。
怖いのは、何でもやれる衆院の3分の2を占めた小泉自公政権が延々と続くことだ。
「小泉首相は来年9月の任期満了で辞めると、再三繰り返している。だが、その一方で4年間は解散がないと自信たっぷりに語っている。任期延長の可能性は十分だし、仮にあと1年で辞めるにしても、言いなりになる操り人形を後継に据えるのは間違いありません」(与党幹部)
選挙民の6割が「自民党を勝たせすぎた」と思っているそうだが、後の祭り。
小泉院政による自公独裁政権が最低でも2009年まで続くと覚悟した方がいい。


大増税に続くウルトラ改悪の数々
こうなると心配なのが、この先4年間で、どんなやりたい放題のデタラメ政治をやられるかだ。
いま、永田町や霞ヶ関の裏側で流れている情報、シナリオを紹介すれば、こんな最悪事態が待ち受けている。

●大増税・・・・・・小泉内閣は06年1月に定率減税を半減、07年には全廃すると明言した。それだけじゃない。サラリ―マンの給与所得控除の半減、配偶者控除の廃止も確実で、ト―タル30兆円の大増税。さらに07年からは消費税率を10%に引き上げる動きが本格化、財務省では人事異動も始まっている。
「サラリ―マン増税に反対します」なんてウソ公約を信じて自民党に投票した選挙民はバカみたいだ。

●デノミ・・・・・・財務省によれば国の借金は6月末で795兆円。しかし、地方の借金も含めると1000兆円を超える。いくら増税しても焼け石に水だから、政府は借金帳消しのウルトラC≠狙っている。
「デノミ、つまり通貨単位の切り替えです。円の単位を100分の1にして新円に交換させることで、タンス預金やアングラマネ―をあぶり出す。これにドサクサ紛れの財産税をかけ、借金を穴埋めしようと画策しているのです」(政界事情通)

●年金改悪・・・・・・昨年成立した年金改革法は03年の出生率1・32を前提としていた。しかし、実際は過去最低の1・29。小泉の「100年安心プラン」は最初からズッコケ、「給付50%の維持」「保険料の固定化」が崩壊するのは確実だ。07年の団塊世代退職スタ−トをきっかけに、再び保険料アップ、給付ダウンの年金改悪へ一直線である。

「亡国」への恐怖のシナリオ
●言論封殺・・・・・・個人情報保護法に続き、今国会に提出される人権擁護法案。狙いはメディア規制と政治家・役人の保護だ。
「権力者の都合で、どうにでも悪用できます。報道被害を装えば、事前検閲や取材拒否ができる。また政府に不利な情報は一切フタをしてしまうことも可能です」(法曹関係者)
ファッショ政治の始まりだ。

●対中関係・・・・・・年内の靖国参拝を肯定した小泉首相。中国、韓国が怒ろうとお構いなし、来年8月15日には全閣僚を引き連れて靖国参拝するなんて話もある。アジア諸国との関係はますます悪化。再び反日デモや不買運動が燃えさかる。
「小泉政権の狙いは中国敵視でナショナリズムを煽り軍事化を進めること」(政界事情通)だというが、中国の経済成長のおかげで伸びている日本経済は一気に暗転だ。

●改憲・・・・・・新議員480人のうち、改憲派は84%の402人。「核武装も検討すべき」としたのは70人に達した。民主党の前原誠司新代表も9条の「自衛権」明記を持論とする改憲派だ。改憲の前提となる国民投票法案制定の議論も今国会で始まる。平和憲法を葬る環境は整い、後はいつ小泉の「指令」が出るか、だけである。―まさに「亡国政治」が動き始めたのだ。

歴史から学ぶことも放棄した日本人
こんなデタラメの限りをやられたら、さすがにお人好しの国民も「話が違う」と怒り出すだろう。独裁横暴政権は長続きしない。必ずいつかは潰れる。しかし、潰れるまでに、取り返しのつかないことをやられてしまうから問題なのだ。
「有権者は大増税や改憲をして欲しくて、自民党候補に投票したわけではないでしょう。しかし、3分の2もの議席を得てしまった政権には、民意とかけ離れた政治力学が働き始める。おまけにブレ―キ役の野党は無力化してしまった。今のうちにやってしまえ∞何でもやれる∞反対する者は排除だ≠ニ、政治が勝手に動いていってしまうのです」(筑波大名誉教授・小林弥六氏=経済政策)
なんだか戦前の日本やナチス・ドイツのようだ。当時の国民だって、戦争や地獄の生活、国家破綻を望んで東条軍部やヒトラ―を熱狂支持したわけではない。勇ましさや絶叫に扇動されているうちに、独裁者をこしらえ、気ずいた時には身動きが取れず、地獄へ心中となったのである。
「戦後60年経ち、日本人の民度や教育水準、情報量は飛躍的に進歩しています。しかし10年以上続く不況と日常の忙しさから、常にイライラし、自信を失い、深く考えることから逃げたくなっている。みんなが右と言えば、ついて行かないと遅れると錯覚している。小泉は、殺されても民営化をやる≠ニいったセリフや、女刺客の芝居を利用して、この大衆心理をうまくコントロ―ルしたのです。その点ではヒトラ―やスタ−リンと同じタイプです。歴史が教えるように、こういう国は悪い方悪い方へ転びながら、行くところまで行くしかないのでしょう」(小林弥六氏=前出)
この国は、再び「失われた10年」のスタ−トラインに立っているのかもしれない。

日刊ゲンダイ 05 9 26


自民党に投票した選挙民はバカみたいだ、愚鈍だと記者は書いているけれど、記事の終わりの方に書いてあるとおり、日本人の多くが10年以上続く不況と日常の忙しさから、常にイライラし、自信を失い、深く考えることから逃げたくなっているということなのであろう。
その結果がこういう形で出たということだろう。
しかし、たとえそういう状態に置かれても、小泉たちに騙され煽動されることがないように、冷静であってほしいと思う。
ここ数日の間に、エアガンを発砲する事件が起きているが、こんなことしても無意味なのだ。
自分が損をするだけだ。まあ、こういう狂った輩には何を言っても無駄だろうけど。
あと、核武装を検討するべきだと気ちがいじみたことを言っている70人のアナクロ馬鹿政治屋とは一体誰なのかが気になる。
この馬鹿どもの名前を晒すべきだ。
どうせこいつらは三菱あたりの軍需産業のイヌだろう。ろくな奴らではない。
さもなくば正真正銘の気ちがいだ。そうとしか思えない。
憲法改悪を考えることさえ問題なのに、核武装することを考えるとは尋常ではない。
まともな人間が考えることではない。
それに本当に改憲の指令を出す奴は、小泉なんかではなくデ−ビッド・ロックフェラーだろう。
日刊ゲンダイの記者は、なんだかんだと悪いことばかり書いていて、筑波大の名誉教授は、絶望的なことを言ってはいるが、だからと言って逃げ出すわけにはいかない。
「夜明け前が一番暗い」と言うけれど今がそういう状況なのかもしれない。それに「明けない夜はない」とも言う。
とにかく絶望して自暴自棄になることはないのだ。そうなった時点で負け犬になってしまうのだ。

お詫び 記事の初めに写真のことが書いてありましたが、残念ながらその写真は掲載で    きません。非常に申し訳ありません。興味ある方は図書館で見てください。


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