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2005年09月29日11時45分
独立行政法人「日本スポーツ振興センター」(東京都新宿区)が運営するサッカーくじ(toto)の累積赤字が、04年度決算で150億円に達することが会計検査院の調べでわかった。03年度決算では、くじのシステム開発の初期投資に絡む銀行への返済金のうち、支払いを先送りした約90億円を費用として計上していなかった。会計検査院に改善を求められ、04年度に先送りした約60億円も含めて計上し直した結果、未解消の赤字が一気に膨らんだ。
totoの売り上げが大幅に落ち込む中で、初期投資の負担が重くのしかかっている実態が明らかになった形だ。同センターは黒字決算を前提に地方公共団体やスポーツ団体のスポーツ振興事業に助成しているが、こうした事業にも影響が出そうだ。
同センターなどによると、totoはスタートした01年度から業務をりそな銀行に委託。毎年、委託料として運営費のほかに、販売システム構築のための初期投資350億円を01〜05年度の5年間で70億円ずつ支払うことになっていた。
totoは売り上げが年間420億円程度あれば黒字決算になる仕組みだった。ところが、01年シーズンの604億円をピークに、02年408億円、03年203億円、04年156億円と年々落ち込んだ。
このため、同センターは、銀行への初期投資の支払いを02年度で約20億円、03年度は70億円を先送りし、決算で費用として計上せず、今後返済する残高(03年度で約230億円)は「負債」に計上していなかった。
こうした方法に対し、検査院は「決算書で赤字の状況がわかりにくく、不適切だ」などとして改善を求めたとみられる。
これを受け、同センターは04年度決算で先送り分をまとめて費用計上したところ、赤字決算になるとともに、累積赤字が150億円に達したとされる。
同センターは、取材に対して「法人化した03年度以前から同じやり方をしていた。監査法人も承認しており、特に問題ない」と説明している。
一方、監査を担当した中央青山監査法人は「監査している関与先の内容については話せない」としている。
http://www.asahi.com/sports/update/0929/085.html
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